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大人のおしゃれ手帖 10月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2024年10月号

2024年9月6日(金)発売
特別価格:1480円(税込)
表紙の人:吉田羊さん

2024年10月号

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冬といえば鍋!
全国のご当地鍋レシピ

鍋料理

寒い冬に味わいたい人気のご当地鍋をご紹介。
タンパク質と野菜がたっぷりとれる鍋は、栄養満点食なんです!

北海道・石狩鍋

鍋料理「石狩鍋」は、古くからサケ漁が盛んだった北海道・石狩町で、漁師が大漁を祝って食べていたのがはじまりといわれています。
味噌や昆布がベースのだしに、サケの身やアラ、野菜、豆腐を入れるのが一般的です。
また、ほたてやえびを加えたり、仕上げにいくらを乗せたりして贅沢に味わう食べ方もあります。

【材料(2人分)】
・石狩鍋スープ(市販)…1袋
・水…適量
・鮭(ぶつ切り)…200g
・長ねぎ(斜め切り)…1本
・白菜(2~3cmに切る)…2枚
・春菊(3~4cmに切る)…2株
・にんじん(いちょう切り)…3cm
・しいたけ(いちょう切り)…2枚
・豆腐(角切り)…1/2丁
・ほたて、えび、いくら、バターなど…お好みで

【作り方】
1. 鍋に石狩鍋スープと水を入れる。沸騰したら鮭を加え、アクを取りながら煮る。
2. 長ねぎ、白菜、春菊、にんじん、しいたけ、豆腐のほか、お好みの具材を入れてひと煮立ちさせる。

秋田県・きりたんぽ鍋

鍋料理「きりたんぽ」とは、炊いたご飯をすりつぶし、串ににぎりつけて焼いたもの。
これを串から外して食べやすく切り、比内地鶏や野菜とともに鍋に入れたのが「きりたんぽ鍋」です。
だしは比内地鶏の鶏ガラを煮込んでつくります。
秋田県では新米の収穫時期や冠婚葬祭などでよく食べられている郷土料理です。

【材料(2人分)】
・きりたんぽ(食べやすい長さに切る)…4本
・きりたんぽ鍋スープ(市販)…1袋
・水…適量
・比内地鶏…150g
・ごぼう(ささがきにする)…1/3本
・しらたき(下ゆでし、食べやすい長さに切る)…1/3袋
・まいたけ…1/2パック
・長ねぎ(斜め切り)…1本
・せり(3~4cmに切る)…2株

【作り方】
1. 鍋にきりたんぽ鍋スープと水を入れる。沸騰したら鶏肉とごぼうを加え、アクをとりながら煮る。
2. 鶏肉に火が通ったら、ごぼう、しらたき、まいたけ、長ねぎ、せりを入れてひと煮立ちさせる。

山梨県・ほうとう鍋

鍋料理小麦粉を練って薄くのばし、1cmほどの幅に切った「ほうとうめん」を、野菜や油揚げと一緒に味噌仕立てのだしで煮込んだのが「ほうとう鍋」です。
ほうとう鍋は、山梨県の稲作が適さない山間地域で古くから親しまれていました。
打粉をつけたまま煮込むことでだしにとろみがつき、冷めにくくなるため、体を温める料理として冬によく食べられています。

【材料(2人分)】
・ほうとうめん…200g
・水、煮干し…適量
・かぼちゃ(一口大に切る)…1/8個
・じゃがいも(一口大に切る)…1個
・白菜(2~3cmに切る)…1枚
・しいたけ(いちょう切り)…2枚
・しめじ…1/4パック
・油揚げ(1cm幅に切る)…1/2枚
・みそ…適量

【作り方】
1. 大きめの鍋に水と煮干しを入れてだし汁をつくる。
2. だし汁を火にかけて沸騰したら、かぼちゃ、じゃがいも、白菜、しいたけ、しめじ、油揚げを加え、再び沸騰するまで煮る。
3. ほうとうめんをほぐしながら加え、表示時間通りに煮る。
4. めんが柔らかくなったら弱火にし、みそを加えて味を整えたら火を止める。

広島県・かきの土手鍋

鍋料理「かきの土手鍋」は、かきの生産が盛んな広島県の郷土料理です。
土鍋の内側に土手のように塗ったみそを崩しながら、好みの味に調節して食べるのが特徴。
土鍋の底に白菜の芯を入れて焦げにくくし、野菜や豆腐、かきを乗せて、だし汁を加えたら火にかけてつくります。

【材料(2人分)】
・かき…150g
・白菜(2~3cmに切る)…2枚
・長ねぎ(斜め切り)…1本
・春菊(3~4cmに切る)…2株
・にんじん(いちょう切り)…3cm
・しめじ…1/3パック
・しらたき(下ゆでし、食べやすい長さに切る)…1/3袋
・豆腐(角切り)…1/2丁
・だし汁…適量
A
・赤味噌、白味噌…各50g
・酒、みりん、砂糖…各小さじ1/2

【作り方】
1. ボウルに薄い塩水をつくり、かきをやさしく洗う。水を替えて2~3回洗い、軽く水気をきる。
2. Aをすべて混ぜ合わせ、土鍋のふちに塗る。
3. 土鍋の底に白菜を敷き、長ねぎ、春菊、にんじん、しめじ、したらき、豆腐を並べたら、最後にかきを乗せる。だし汁を加えて火にかけ、ひと煮立たちさせる。

福岡県・水炊き鍋

鍋料理「水炊き鍋」は、骨つきの若鶏を煮込んだだし汁に季節の野菜を加え、ポン酢で食べる福岡県の郷土料理。
一年を通して食べることができ、博多の夏の祭り「博多祇園山笠」では、神事の終わりの直会(なおらい)と呼ばれる会食で水炊き鍋を食べる風習があります。
最後にお餅やうどん、ラーメン、ごはんなどを加えるのもおすすめです。

【材料(2人分)】
・水炊き鍋スープ(市販)…1袋
・水…適量
・骨付き若鶏…400g
・豆腐(角切り)…1/2丁
・白菜(2~3cmに切る)…2枚
・長ねぎ(斜め切り)…1本
・ほうれんそう(3~4cmに切る)…2株
・人参(いちょう切り)…3cm
・ポン酢…適量
・もみじおろし、ねぎ、柚子…お好みで

【作り方】
1. 鍋に水炊きスープと水を入れて火にかけ、沸騰したら若鶏を加えて煮る。
2. 火が通ったら豆腐、白菜、長ねぎ、ほうれんそう、にんじんを加えて煮る。
3. ポン酢にお好みの薬味を添える。

(まとめ)
バラエティ豊かなご当地鍋は栄養価が高く、寒い冬に食べれば体がポカポカに。
旅行先やお取り寄せなどで味わってみてはいかがでしょうか。


構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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