水道光熱費を抑えるコツ
今日からできる省エネ生活
電気代の高騰や食品の値上げラッシュの中、家庭で意識したいのが「水道光熱費を抑えること」。
ちょっとした工夫でできる省エネ生活のコツをご紹介します。
電気代を抑えるコツ
家電製品ごとに工夫する
家電製品は日々の工夫で消費電力を削減することができます。
【エアコン】
エアコンは極端な冷やしすぎやあたためすぎに気をつけましょう。
フィルターが目詰まりしていると効率が悪くなるので、定期的な掃除をするのもポイント。
また、室外機は吹き出し口付近をもので塞ぐとエアコンの効果が弱くなるので、何も置かないようにしましょう。
【冷蔵庫】
冷蔵庫は中身を詰め込み過ぎると冷気の循環が悪くなるため、7割程度に詰めるのがベスト。
逆に、冷凍室はしっかりと詰め込むことで冷気が安定し、電気代を抑えられます。
また、冷蔵庫の開閉はなるべく少なく、短時間で行いましょう。
調理の際はメニューを決めてから冷蔵庫を開けるなどの工夫が大切です。
設定温度は、気温が低い冬は夏ほど冷やす必要がないため、「中」や「弱」にしましょう。
【照明】
白熱電球を使用している場合は、電球型蛍光ランプや電球型LEDランプに替えることで消費電力を抑えられます。
電球型LEDランプは、白熱電球や電球型蛍光ランプと比べて製品価格が高めですが、非常に長寿命のため、長い目で見るとトータルコストでもっともお得です。
【暖房便座・温水洗浄便座】
電気で便座をあたためる暖房便座(ウォームレット)は、便座の設定温度を低くする、トイレを使用していないときは便座のふたを閉める、夏は便座の暖房を切るといった工夫で電気代を抑えられます。
温水洗浄便座(ウォシュレット)についても、洗浄水の設定温度を低くすることで電気代を削減できます。
待機電力を抑える
待機電力とは、使用していないときにも消費される電力のこと。
テレビやパソコン、プリンターなどを使用していないときは、コンセントをプラグから抜く、スイッチ付きタップを使用するなどの対策をとることで待機電力を削減できます。
窓の暑さ対策・寒さ対策をする
夏の日差しや冬の冷気の多くは窓から入ってくるため、冷暖房の使用を減らすためには窓の暑さ対策・寒さ対策が有効です。
カーテンで夏の日差しや冬の冷気を遮るほか、便利グッズを活用するのもおすすめ。
夏はすだれやよしず、サンシェードなどで窓からの日差しをカットできます。
冬は冷気ストップパネルや断熱カーテンなどが窓からの冷気を遮るのに役立ちます。
また、費用はかかりますが、インプラス(内窓)を導入するという方法もあります。
古い家電製品は買い替えも検討する
家電製品の省エネ性能は年々向上しています。
古い家電製品は思い切って買い替えを検討するのもよいでしょう。
省エネ性能の優れた家電製品に買い替えることで消費電力を削減でき、長い目で見るとトータルコストでお得になります。
ガス代を抑えるコツ
キッチン編
料理をするときは、ガスを無駄に使わないために鍋にふたをして熱を逃がさないようにしましょう。
ガスの炎は鍋底より大きくしないことや、濡れている鍋底は拭いてから使うことも覚えておきましょう。
お風呂編
お風呂は家族が時間を空けずに続けて入ることで、追い炊きしなくても済むようになります。
浴槽にふたをしてお湯の温度を下げにくくすればさらに効果的です。
入浴中はシャワーを出しっぱなしにせず、こまめに止めることも意識しましょう。
水道代を抑えるコツ
キッチン編
食器を洗うときは洗いおけを使うのがおすすめです。
水を出しっぱなしにして洗うよりも少ない水で洗えるほか、食器を水につけておくことで汚れ落ちもよくなります。
また、食器は一人分ずつ洗うのではなくまとめて洗うことで、使う水の量を減らせます。
お風呂編
お風呂で手軽に節水できるのが節水シャワーヘッドです。
シャワーの勢いが強いため、少ない水の量でもしっかり汚れなどを洗い流せます。
節水効果は製品によって異なりますが、30~50%程度の節水が望めるものが多いようです。
シャワーでお湯を使う場合は節水だけでなく、ガス代の削減にもつながります。
洗濯編
洗濯物は少量を分けて洗うよりも、まとめて洗う方が節水になります。
ただし、洗濯物を詰め込み過ぎると洗浄力が低下してしまうため、1回分の洗濯物は洗濯機の容量の7割程度を目安にしましょう。
(まとめ)
何気ない暮らしの中にも水道光熱費を抑えるコツは意外とあるもの。
小さな心がけを習慣にして、省エネ生活を実現しましょう。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
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