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大人のおしゃれ手帖 7月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2024年7月号

2024年6月7日(金)発売
特別価格:1390円(税込)
表紙の人:鈴木保奈美さん

2024年7月号

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お茶の新しい魅力に出合う 
大人の早春、駿河の旅【後編】

うららかな陽気に誘われて、そろそろ旅に出かけたい。
そんな方におすすめしたい旅先が、首都圏からのアクセスも便利な静岡県の中部地域、駿河。
お茶と絶景に心満たされる、早春の旅に出かけてみませんか。

豊かな自然と歴史に育まれた 志戸呂焼(しとろやき)

遠州七窯のひとつとして知られる志戸呂焼は、自然の色合いだけで焼き上げる素朴な風合いが魅力。
鉄分を豊富に含む土壌は、お茶の栽培だけでなく陶土としても優れ、硬く湿気を寄せ付けない陶器は、茶器や茶壺として徳川家康に愛されたのだそう。
伝統の製法を5代目が守る「彦次窯」では、志戸呂焼の歴史に触れながら陶芸体験も楽しめます。

「彦次窯」

歴史に触れながらオリジナルの器が作れる陶芸体験を

志戸呂焼特有の深みのある茶褐色は、鉄分を含んだ釉薬の色。
1200℃の窯で焼き上げることで、硬く丈夫な陶器が完成。
素朴な風合いに心惹かれる「彦次窯」5代目・丸山成己さんの作品は、工房でも購入できます。

シンプルながら温もりを感じるマグカップやスープ皿なども人気。

鉄分を豊富に含む粘土と灰を練り上げ、ろくろで繊細に形作る。
祖父から引き継いだ伝統の技を大切に、新しい作品作りにも意欲的。

志戸呂焼の工房見学と陶芸体験を行い、
緑茶で一服する120分のコースは大人¥3,000、子ども¥1,000。
10日前までに電話で予約を。

☎︎ 090-9177-4863
静岡県島田市横岡914
https://www.asoview.com/base/157460/


伝統の茶箱を今の暮らしに

丈夫で湿気に強く、インテリアとしてもおしゃれと、価値が再注目されている茶箱。
お茶の輸出隆盛期には静岡県内で約80軒はあったという茶箱工場も、現在は4軒のみ。
そのひとつが、町役場の職員だった女性社長が「伝統を未来に残したい」と、熱い思いで起業した「前田工房」。
若手職人の育成や蘭字ラベルの復刻など、意欲的な活動が注目を集めています。

「前田工房」

失われつつある伝統工芸を未来へ想いを繋ぐ茶箱作り

江戸時代末期以降、海外輸出用のお茶を入れた茶箱に貼られていた蘭字ラベルを復刻。
インテリア収納としても人気。

14もの木材パーツを寸分違わずにカットし、ひとつひとつ職人が手仕事で組み立てるので、一日に作れる数はわずか約20個。

防湿性や耐久性を高めるため、杉の木箱の内側はトタン張りに。
茶箱に保管されていた戦時中の新聞紙が、現在でも劣化することなく読めたという逸話も。

食材などの保管に最適な小サイズから大サイズまで種類豊富。
商品はオンラインでの購入のほか、工房の倉庫で現品購入も可能。

☎︎ 0547-59-2210
静岡県榛原郡川根本町千頭837
https://kawanechabako.jp


地元のお茶やみかんでサステナブルなアロマ作り

傷がついて出荷できないみかん、製材所で出るおがくず、継承者を失った茶畑のお茶……。
今まで廃棄されていた原料から香りを取り出し、新しい命を吹き込むようなアロマ作りを手がける「銀の山 蒸留所」。
蒸留器を使ったアロマオイル作りを体験したり、数種類のアロマをブレンドして、オリジナルの香り作りが楽しめるワークショップが人気です。

「銀の山 蒸留所」

世界にひとつ、自分だけの香りを持ち帰る楽しみ

アロマインストラクターでもある代表の希代智子さんの指導のもと、
目的やイメージに合わせて数種類のアロマをブレンドし、好みの香りへと近づけていきます。

たくさんの原料から採取できるアロマオイルはごくわずか。
蒸留器を使ってアロマオイルができる過程を体験。

みかんの皮を粉砕してアロマの原料に。
工房内にみかんの香りが立ち込める。

アロマの原料となるお茶の枝、葉、花。

アロマオイルの蒸留体験、好きな香りのアロマ製品が作れるワークショップ
約120分 ¥5,500は2名〜。
※1週間前までに要予約

☎︎ 080-3035-3024
静岡県島田市道悦5-1-46
https://ginnoyama.com


駿河の恵みを味わうティーペアリング

新しい食の楽しみとして注目されているのが、お茶と料理のマリアージュを味わうティーペアリング。
ワインソムリエと日本茶インストラクターの資格を有する「ルモンドふじがや」の女性シェフが提案するペアリングコースは、
生産者や製法、淹れ方によってさまざまな個性を持つ静岡茶の魅力と、駿河の旬の食材が堪能できると評判です。

「ルモンドふじがや」

ワイン感覚で楽しむ、静岡茶と欧風料理のマリアージュ

川根の手摘み茶「はるみどり」のティーソーダはシャンパン感覚で。
鉄板で香ばしく焼き上げた、しらすと桜えびのピザも絶品。

ブイヤベースには、渋みが少なく爽やかな「さえみどり」をアイスで。

目の前で焼き上げる静岡県産和牛の鉄板焼きにお茶のゼリーを添えて。
お肉には個性的な「山の青茶」が好相性。

真鯛と焼きおにぎりを、ほんのり桜のような香りを感じるお茶「まちこ」でお茶漬けに。

お茶を取り入れた「ようこそ静岡お茶コース」
¥8, 800は2名〜要予約、
料理に合わせたお茶4種を提案するティーペアリングは¥2,500〜。

☎︎ 054-251-0066
静岡県静岡市葵区昭和町6-1
https://www.lemondefujigaya.com


撮影/玉井俊行 取材・文/吾妻枝里子
取材協力/するが企画観光局 https://www.visit-suruga.com

※大人のおしゃれ手帖2023年4月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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