【大人旅】吉田 羊さんと青森・弘前、津軽へ!
~郷土の食と人気ホテルで癒やしのひととき~
青森県の西に位置し、自然環境にも恵まれ、さまざまな伝統工芸が発達した青森・弘前。
明治期には西洋の文化を積極的に取り入れたことから、洋風の建築や文化が根づいてきた街でもあります。
その歴史が今に生きる場所を吉田羊さんとともに訪ねました。
郷土の味が見つかる場所へ
青森の内陸に位置する弘前には、この土地ならではの郷土料理や食材もたくさん。
食文化に触れるべく、この街の人々の台所をあずかる市場へ。
漁港からは少し離れた地域ならではの、魚介類の加工品や干物、塩漬け、郷土の家庭料理に出会えました。
また、海、山、畑があるからこその豊かな食材を生かした名店も。
新しいものを受け入れ、芸術文化を愛する土壌があるからこそ生まれた、ここでしか味わえない料理も、旅の思い出を深めてくれます。
虹のマート
羊さん着用:レザージャケット¥85,800、スカート¥38,500 /ともにハウス オブ ロータス(ハウス オブ ロータス 二子玉川店)、ニット¥59,400 /コンテンポ(ヤエカ ホーム ストア)、ブラウス¥24,200 /エリテ(ケイエムディーファーム)、靴/スタイリスト私物
弘前の人々の台所
「人々の暮らしをつなぐ虹の架け橋」として、一般公募で名前も決めたという、地元に愛される市場。
食料品から日用品までここに来ればなんでも揃い、惣菜ができ上がる9 時ごろから賑わいを見せる。
漁港で仕入れた鮮魚はもちろん、山に囲まれた弘前だからこそ発展した干物や塩干物もずらり。
ここに来れば弘前の食文化を堪能できる。
郷土の味、いがメンチ。
イカのゲソと野菜を小麦粉と混ぜて揚げたもの。
味噌をつけた焼きおにぎりもソウルフード。
青森県弘前市大字駅前町12 番地1
tel: 0172-32-6411
open: 8:00 〜18:00
日曜休 http://www.nijinomart.com/
陽
郷土の食文化を生かした日本料理に舌鼓
フランス、京都の一流店で修業し、地元、弘前でお店をオープンした成田陽平さんの店。
冬の寒さが厳しい地域だからこそ生まれた食文化を継承したいと、津軽地域の郷土料理を確かな技術で捉え直し、一皿一皿丁寧に提供。
地元の食材を何層にも組み合わせた料理は、目で見て、香って、味わって、五感を喜ばせてくれる。
季節のおまかせコースのみ。
アブラツノザメの白酢和え。
津軽の郷土料理、けの汁を蒸した自然薯に餡にしてかけた先づけ。
青森県弘前市北川端町36-3
tel: 0172-40-0496
open: 18:00 〜 完全予約制
月・日曜休
戸田うちわ餅店
創業1 2 0 年、弘前の心のスイーツ
平べったい餅に串が刺さっている様子がうちわに似ていることから、「うちわ餅」と名付けられた弘前市民のソウルスイーツ。
ここが発祥の店。これでもかとかけてくれるゴマだれや、黒みつだれは、あと引く美味しさ。
名物のゴマだれをかけたうちわ餅は1本140 円。
他にも小さな餅が3つ連なった串餅や豆大福も。
青森県弘前市銅屋町21
tel: 0172-32-7698
open: 9:00 〜18:00
月曜休
青森・津軽を満喫できるお宿
界 津軽
津軽こぎん刺しの美しい模様が生かされた客室「津軽こぎんの間」。
障子や掛け軸、行灯などにあしらわれている。
食事、インテリアまで 青森・津軽の魅力を堪能
青森・津軽を満喫するために、旅の目的地にもなる星野リゾートの温泉旅館、「界 津軽」へ。
滞在しながらこの地域の文化に触れられるアクティビティを体験できるのが魅力です。
こぎん刺しの模様をあしらったウェアを着て出迎えてくださるスタッフの方々にも、津軽を実感。
「せっかく、遠く津軽まで来てくださった方々に、魅力を紹介し、体験していただくこともおもてなしだと思っています」と女性スタッフの方。
津軽三味線やねぷた祭りを紹介する展示、伝統文化が生きるインテリアなど、随所に詰まった魅力を五感で体験し、その思い出もお土産にすることができました。
青森・津軽の体験こそがおもてなし
弘前といえばねぷた祭り。
回廊には「ねぷたの小道」が。
弘前ねぷたの特徴である扇形のライトが美しい。
客室棟の廊下の天井にもこぎん模様が。
天窓や壁に映し出される幻想的なあかりに癒やされながらホッと一息。
撮影/天日恵美子 スタイリング/平井律子 ヘアメイク/井手真紗子
編集・文/竹田理紀[mineO-sha]
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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