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2024年12月号

2024年11月7日(木)発売
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50代女性の「セカンドキャリア」はやりたいことにチャレンジ!

大人のおしゃれ手帖編集部

セカンドキャリア

セカンドキャリアとしてやりがいのある仕事に就きたいと考える女性が増えています。
人生100年時代といわれる今、50代は人生の折り返し地点。
新しいことにチャレンジするのに遅い年齢ではありません。

50代女性のセカンドキャリアを考える

セカンドキャリアとは、第二の人生における職業のこと。
かつて女性は、結婚や出産を機に退職して家庭に入るライフスタイルが一般的でした。
現代ではライフスタイルが多様化し、シングルの女性や共働き世帯が増えました。
また、終身雇用が常識ではなくなり、転職・起業する女性も増加傾向に。
さらに、平均寿命が延びたことで、定年後もやりがいのある仕事に就きたいと考える人が増えています。

人生100年時代といわれる今、50代は人生の折り返し地点であり、新しいことをはじめるのに遅い年齢ではありません。
また、子どもが独立するタイミングの50代は、人生後半のキャリアプランについてじっくり考える好機ともいえるでしょう。

セカンドキャリアの見つけ方

セカンドキャリアセカンドキャリアでやりがいのある仕事をしたいと思っても、何からはじめればよいのか分からないときはどうすればよいのでしょうか。

スキルの棚卸しをする

まずはスキルの棚卸しをしましょう。
これまでどのようなスキルを身に付け、どのようなキャリアを築いてきたのか、実際に書き出してみることで、自分の強みの発見につながります。
自分の強みはセカンドキャリアでも必ず生かすことができるはずです。

キャリアプランを考える

次に、セカンドキャリアでどのような仕事がしたいのかを考えましょう。
転職や起業、復職のほか、今の仕事でより専門的な知識を身に付けてキャリアアップしたいと考える人もいるかもしれません。

自分がどんな働き方をしたいのか、いつまで働きたいのか、どれくらい収入が欲しいのか、具体的に考えて書き出してみましょう。
自分らしい働き方を明確にしておくことで、迷ったときの判断基準にできます。

必要な知識やスキルを学ぶ

セカンドキャリアの実現のために、今の自分に足りない知識やスキルがある場合は、学んで身に付ける必要があります。
資格を取る、大学や専門学校・講座で学ぶなど、さまざまな学び方が考えられます。
その際、費用はいくらまで出せるかなど、自分なりの条件も確認しましょう。
知識やスキルを学ぶには、次章でご紹介するさまざまな支援制度を利用するのもおすすめです。

多様な働き方を視野に入れる

転職・起業を考えている場合、今の仕事を退職してからはじめるのではなく、仕事を続けながらまず副業やボランティアからはじめるというやり方もあります。
副業のメリットは、離職せずにキャリア形成ができる、リスクを抑えながら転職・起業の準備ができる、本業の所得を得ながら自己実現を目指せるなどがあります。

また、近年はパラレルワーク(複業)という働き方も増えています。
パラレルワーク(複業)とは、本業を複数もつ働き方のこと。
副業やパラレルワーク(複業)の注意点として、オーバーワークになる可能性があり、十分な自己管理が必要です。

50代女性は更年期に伴う不調が出やすい時期。
無理をして健康を害することがないよう、日頃から健康管理を心がけるとともに、自分にとって最適な働き方を見つけたいですね。

セカンドキャリアにつながる支援制度

セカンドキャリア近年は、社会人が仕事に関する知識やスキルの学び直しをする「リカレント教育」が注目されており、さまざまな支援制度もあります。
セカンドキャリアの実現に向け、こうした支援制度を利用するのもおすすめです。

教育訓練給付制度

働く人の主体的な能力開発の取り組みや中長期的なキャリアアップを支援し、雇用の安定と再就職を促す制度です。
一定の受給要件を満たす人が、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練を受講・修了した場合に、受講費用の20%~70%が支給されます。

参考サイト:「教育訓練給付制度」厚生労働省https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html

公的職業訓練制度(ハロートレーニング)

希望する仕事に就くために必要な知識やスキルなどを習得できる公的制度です。
働こうとする人、働く人すべてが対象で、受講料は基本的に無料です。(一部テキスト代は自己負担となります。また、在職者や学卒者を対象としたハロートレーニングは有料です)

参考サイト:「ハロートレーニング」(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/hellotraining_top.html

就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業

文部科学省は、非正規雇用の人、失業中の人を主な対象に「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」を行っています。
40大学63プログラムが採択され、原則無料で受講できます。
(一部テキスト代などは除きます)

参考サイト:「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」(文部科学省)https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/manabinaoshi/mext_01127.html

(まとめ)
50代はまだまだ新しいことをはじめられる年代。
人生後半の自己実現のために、やりたいことに挑戦してみてはいかがでしょうか。


構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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