【大串ノリコ】開運アクション
5月8日の週にやるべきこと
今週のテーマは「言霊」。
皆さんも聞いたことがあると思いますが、「言霊」とは言葉が持っている霊的な力のこと。
日本では古くから、「言葉には魂が宿っており、発したことは現実になる」と考えられてきました。
開運アップアクション
「言霊」
目次
言葉によって受けた「呪い」を
言霊の力で解除する
最近、「引き寄せ」や「アファメーション」という方法もよく聞きますよね。
これは、何かを実現しようとするときに、「どうせできない」「無理に決まっている」といった否定的な言い方をするのではなく、「できる」「私は頑張れる」と肯定的な言葉を口にすることで、理想の自分を引き寄せようというもの。
これも言霊の力を使ったアプローチの一つです。
もちろん、言霊にはこうした引き寄せの力もあるのですが、今回お話しするのは、それとは少し違います。
言霊は、必ずしもポジティブなものだけでなく、ネガティブなものもあります。
そうした言葉の力によって受けた「呪い」を解除するのも、やはり言霊なんです。
鏡に映った自分自身に
ポジティブな言葉を投げかけて
実はこれ、私自身の経験でもあるんです。
私の母は子どもに対して、わりと無遠慮に「ブス」と言うタイプの人だったんですよね。
それを気にした私が、祖母に「私ってブスなの? どうしたらブスじゃなくなるの?」と聞いたら、祖母が「毎日鏡に向かって、『私はかわいい』って言いなさい」と教えてくれたんです。
それを実行しているうちに、だんだんと自分に自信が付いてきたんですよね。
大人になってからも、幼少期に言葉によって受けた傷に悩んでいる人は多いと思います。
その呪いを自分自身の言葉によって解いていくことで、少しずつ楽になっていきますよ。
「陰」と「陽」のバランスを
取ることで、安定が保たれる
易学でも使われる陰陽の考え方では、「陰」は女性・月・夜、「陽」は男性・太陽・昼などを象徴します。
このふたつは相反していますが、どちらか一方だけではなく、陰と陽が調和して存在することで、秩序が成り立っていると言われています。
「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」という言葉もありますが、これは何ごとも行き過ぎると逆になってしまうという意味。
つまり、陰と陽もバランスが大事だと言うことです。
これは、言霊にも当てはまります。
ポジティブな言葉を使おうとするあまり、すべての人や場所、物事に対して「ありがとう」を強調していると、反対に陰の方向へ傾いてしまうんですね。
誰しも、生活している中でイライラしたり、グチをこぼしてしまったり、誰かの悪口を言いたくなる日もあるでしょう。
それは当たり前のこと。
ネガティブな言葉をまったく禁じる必要はないんです。
ネガティブな言葉の後には
ポジティブな言葉を使って
つまり、ネガティブな感情や言葉が出てしまったら、その後に同じくらいポジティブな言葉を使うように心がければいいんです。
このとき、すぐに気持ちが伴わなくてもかまいません。
「あいつ腹立つ〜!」と、心の中では許していなくても、とりあえず口だけでいいので「あの人にもいいところはあるよね」と言っておけばいいんです。
そうすれば、気持ちは後から付いてくるもの。
楽しくなくても無理に笑顔を作っているうちに、本当に楽しくなってくるのと同じですね。
「辛いことの後にはいいことがあるはず」と、言葉によって自己暗示をかけることで、物事はいい方向へと進んでいくはずですよ。
大串ノリコ(おおぐし・のりこ)
1年8か月をかけて64カ国をめぐり、文化や宗教、暮らしの全く異なる世界中の手相を見ながら旅をする武者修行を敢行。その様子を綴ったブログ『世界の地図は手の中に』が旅ブログ18,000サイト中の一位に。帰国後も占いを深く学び実績を積む。東洋の占星術と呼ばれる紫微斗数や四柱推命、干支九星気学など様々な術を組み合わせて、「その人らしい生き方」を引き出すオリジナルメソッド『来照術(イルミナフォーチュン)』で幸せな人生へ導く手法を編み出し、注目を集める。テレビ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)で的確な指南が話題となり、個人の鑑定予約は4年待ち。
「GENERATIONS」の関口メンディーさんが、大串さんの指南により関口 メンディーーに改名したことでも話題!
イラスト/くぼあやこ 画像素材/PIXTA
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