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大人のおしゃれ手帖 10月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2024年10月号

2024年9月6日(金)発売
特別価格:1480円(税込)
表紙の人:吉田羊さん

2024年10月号

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【噛む人は美しい!】口元の筋肉の衰えが老け見えに⁉
顔まわりの美容にはガムを噛む習慣!PR ロッテ

大人のおしゃれ手帖編集部

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人生100年時代と言われる現代、歳を重ねても若々しくいたいですね。
気になってくる顔まわりの印象に「噛むこと」が関わっているのを知っていますか?
口元の美容と健康について、『大人のおしゃれ手帖』読者組織「ミモザ会」が、専門家の先生にお話を伺ってきました。

参加者

二子玉川ガーデン矯正歯科
石野由美子先生

歯科衛生士。日本咀嚼学会認定健康咀嚼指導士。
日本成人矯正歯科学会認定矯正歯科衛生士。フェイスニング公認講師。日本口腔筋機能療法(MFT)学会副会長。昭和大学歯科病院口腔機能リハビリテーション科に非常勤勤務し、口腔機能障害に対する口腔機能リハビリテーションを専門に行う。

ミモザ会

【ミモザ会員 No. 029】
吉田美弥子さん(50歳)
「幼少期から胃腸が弱く、よく噛んで消化を助けるよう心掛けてきました。ガムはマスク生活の前は、息をスッキリさせるためによく噛んでいましたが、今は気分転換で噛んでいます」

【ミモザ会員 No. 207】
吉森福子さん(51歳)
「顎関節症を患い、噛むことを無意識に避けるようになってしまいました。そのためガムを噛む習慣もほとんどありません」


Q1 更年期に入って、顔のたるみ、下がり、ほうれい線が目立つようになったのはなぜですか?

A1. 年齢とともに噛む回数が減り、口元や舌の筋力が衰えていくため。マスク生活も影響しているかも。

吉森さん:ここ数年で、口角が下がっている気がします。無意識に仏頂面になってしまい、機嫌が悪いのかと思われてしまいます。

吉田さん:わかります。私も50代に入ってから顎の線がたるんで、肉がついてきている気がします。

石野先生:年とともに食べるものが小さく柔らかくなる傾向があり、食事量も減っていきます。そのため年齢とともに噛む回数が減り、口元や舌の筋力が衰えていくんです。

吉田さん:なるほど! 噛む回数が減っているからなのですね。

吉森さん: 最近、3年ぶりにマスクを外してみて、口まわりが一気に老けたなーと驚いてしまいました。

石野先生:年齢による筋力の低下に加えて、マスクをしていると、意識がゆるんで口が開きがちに。さらに、コロナ禍では口を大きく開けることや声を出すことを避けていたはず。口まわりには表情筋・骨格筋があり、噛むとこれらの筋肉を総合的に使います。だから、噛む回数が減ると口元の筋肉が衰え、頬や口元がたれ下がって、実年齢よりも老けて見えるんです。今から意識して噛む回数を増やせば、口まわりの筋肉を鍛えることができ、たるみ防止につながりますよ。


Q2 普段の食事で意識すべきことは?

A2. 食材を大きく切ったり、歯ごたえのあるものを献立に意識的に取り入れることが大切。

吉森さん:噛み方のポイントはありますか?

石野先生:正しく噛めていれば、顔全体の筋肉が使われているはずです。マリオネットラインや口角が下がったへの字口、無表情などは、口まわりの筋肉の働きが不均一になっていることから起こります。正しく噛むことを意識すれば、顔の筋肉をまんべんなく使い、顔のリフトアップに。フェイスラインもすっきりとしてきますよ。ふだんの食事では、口を閉じて左右の奥歯を均等に使ってしっかりと噛むこと。唾液は、奥歯で噛んで筋肉が伸縮すると分泌されます。口をしっかり閉じ、食べものを片側の第一大臼歯の上で最低でも10回噛む、これを交互に均等に繰り返す。そして、舌の上に戻して唾液とともにゴックンと飲み込みます。飲み物で流し込まず、唾液だけで食べものを飲み込むようにしないと舌の筋力や飲み込む力(嚥下機能)が低下してしまいますのでぜひ意識してください。


Q3 食事で噛む以外にも効果的な方法はありますか?

A3. ながらで噛める、ガムがおすすめです。「ガムトレ」をぜひ習慣にしてみてください。口まわりの筋肉の衰え改善だけでなく、顎や頬のフェイスラインがスッキリとし、豊かな表情作りにつながります。

※ 健常女性が1日3回ガムを噛むことを 8 週間続けた結果の一例

吉田さん:今までは気分転換や口をスッキリさせる目的で噛むことが多かったですが、ガムを活用するとよいのですね。

吉森さん:どのように行えばいいですか?

石野先生:ガムを噛む回数を増やすと、口まわりの筋肉をトレーニングできます。
噛み応えがあったほうが効果的なので、粒タイプは1回につき2粒噛みましょう。口を閉じて片側の第一大臼歯の上でもぐもぐと10回噛んだらガムを噛みしめたまま、ごっくんと唾液を飲み込みます。反対側も行い、交互に繰り返して5分~10分くらい噛むといいでしょう。

吉田さん:いつ行うといいですか?

石野先生:仕事中、食事の後、歯磨きができないとき、タイミングはいつでも。気分転換にもいいですね。噛むことで唾液線が刺激されて唾液が分泌されるので、口の中の菌の繁殖を防ぎ、口臭ケアにもつながりますよ。

吉森さん:ガムトレをすると、どんないいことがありますか?

石野先生:顔の筋肉をまんべんなく使うので、口まわりの筋肉の衰え改善だけでなく、鼻の下、頬の筋肉ストレッチにもなります。自然な笑顔、豊かな表情につながり、ほうれい線、フェイスラインのたるみにも好影響が。血流がアップし、肌のハリやシワの改善も期待できますよ。

●「ガムトレ」のポイント

1. 粒タイプは一度に2粒噛む

2. 片側の第一大臼歯で10回噛み、唾液を飲み込む

3.  反対側も同様に。交互に繰り返し5~10分程度続ける


座談会を終えて・・・

【吉田さん】
「左右不均一になってしまったフェイスラインを整えるために、ガムトレを今すぐ始めます!」

【吉森さん】
「噛まないでいることが、顔まわりの衰えにつながるとは考えてもいませんでした。今日からガムトレで噛むことをもっと意識したいと思います」

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