【実践!】夫婦仲が良くなる、部屋づくりのヒント
「夫婦一緒に過ごす場所」と「ひとりで過ごす場所」両方をつくる
パーソナルスペース 編
パーソナルスペースとは安心して過ごせる領域で、縄張りのようなもの。
お互いの縄張りを意識し、侵さないよう心掛けて。
ひとりで過すごせるスペースを持つことで安心感を得る
人にはそれぞれ、人がいても不快に感じない限界の距離があり、その距離内の領域をパーソナルスペースといいます。
お互いがパーソナルスペースを侵すことがないよう、夫婦でそれぞれが心地良いと感じる距離感を確かめ合うことをおすすめします。
誰しも、「夫婦一緒に過ごすときの居場所」だけでなく、「ひとりになりたいときに自由に時間を費やせる居場所」が必要。
後者は自分のパーソナルスペースを踏まえた上で、目につきにくい場所に椅子を置いて自分だけのコーナーを作る、空いた子ども部屋を利用するなど、ひとりで過ごせる居場所を確保しましょう。
小さな場所もセパレートすると快適
冷蔵庫
冷蔵庫に夫のコーナーを作り、夫が好きな食べ物や調味料を分けて収納するのも手。
調味料のありかをいちいち聞かれなくなるだけでなく、夫が料理をするようになるかもしれません。
洗面棚
洗面所は出しっぱなしになっているものが気になりがち。
夫婦の収納スペースを棚で分けるなどして、ものの所有者と収納場所をわかりやすくすると、朝の身支度もすっきりした気持ちに。
クローゼット
自分以外が手をつけても平気な収納と、気になる収納があり、クローゼットは後者の代表格。
自己管理できるように妻と夫の縄張りを分けましょう。
探したり、出し入れのストレスが軽減。
本棚
夫と妻の本をごちゃまぜに仕舞わないようにしましょう。
棚を分けるなどして、自分の本は自分で管理。
自分専用の棚があれば本を整理する意欲が湧き、整とんされた状態が保てます。
イラスト/Kayo Yamaguchi 文/坂口みずき
大人のおしゃれ手帖2024年6月号より抜粋
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この記事の監修者
一級建築士、空間デザイン心理学協会代表理事高原美由紀
空間デザイン歴30 年超、累計1万件以上の指導実績を持つ。自らが導き出した「空間デザイン心理学R」を提唱。著書は『ちょっと変えれば人生が変わる!部屋づくりの法則』(青春出版社)
この記事を書いた人
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