【佐々木蔵之介さん】インタビュー「仕事に満点は付けられない。だからこそ次に繋がる」
いまや俳優としてゆるぎない地位を確立した佐々木蔵之介さん。映像作品での活躍はもちろん、ホームグラウンドである舞台にも定期的に出演しています。この夏に出演する、中世ヨーロッパを舞台にした『破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~』の見どころ、大人世代の仕事との向き合い方のヒントを尋ねました。
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【佐々木蔵之介さん】インタビュー「仕事に満点は付けられない。だからこそ次に繋がる
フェデリコは現代を生きる私たちにも響く、“覚悟のあるリーダー”
ドラマや映画を中心に活躍する佐々木蔵之介さんですが、その原点と言えるのは、学生時代にのめり込んだ舞台。2005年には演劇ユニット「Team申」を立ち上げ、「自分が面白いと思えるもの」「演劇ならではの見せ方ができるもの」を軸に、みずから作品をプロデュースしてきました。
「Team申は、狭い空間を使って、手作りで作品を作ってみたくて始めた演劇ユニット。ただ単にキャストとして出るだけでなく、戯曲やキャスティング、演出……といろんなことに関わります。そのぶん、仕事量は増えますけど、そういう機会が持てるのはありがたいですね」
8月からはじまる舞台『破門フェデリコ~くたばれ!十字軍~』では、2021年のTeam申の公演『君子無朋(くんしにともなし)』の脚本を手がけた阿部修英さんと、劇作家で演出家の東憲司さんが再びコラボレーション。中世ヨーロッパを舞台に、敵である異教の君主と友情を育むという画期的な方法でキリスト教とイスラム教の戦争を停戦し、平和を築いた神聖ローマ帝国皇帝・フェデリコの生涯を描きます。
「僕は今まで、わりと王様や殿様、皇帝を演じてきたほうだと思うんですよ(笑)。『リチャード三世』も『マクベス』も舞台でやりました。でも、今まで演じてきた彼らとフェデリコは違うんですよね。みんな領土が欲しい、権力が欲しい、財が欲しい……という野望があったけど、フェデリコは既に土地も権力も金もある。そういう人間が世界を変えて、平和を掴み取ろうとする。今までにはない、覚悟のあるリーダーだと思っています」
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