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2024年11月7日(木)発売
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薄着で涼やかに過ごすために
意外と知らない! ”正しい”紫外線対策

日比野佐和子、大人のおしゃれ手帖編集部

薄着で涼やかに過ごすために 意外と知らない! ”正しい”紫外線対策

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暑い夏を乗り切るために、素肌の露出が増えるこの季節。
日焼け対策の正しい知識を身につけられれば、自信をもって薄着になれるもの。
紫外線対策を制する者は夏をも制する!
皮膚科医の日々野佐和子先生に対策のポイントを改めて教えていただきました。

おうかがいしたのは・・・
日比野佐和子先生
医療法人社団康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾/SAWAKO CLINIC × YS統括院長。皮膚科医、眼科医、内科医、日本抗加齢医学会専門医。アンチエイジング医療の第一人者として幅広く活躍。『医者が教えるすごい美肌循環』(サンクチュアリ出版)など著書多数。


自己流の対策では防げない正しいケアで肌を守って

ふだんの生活での紫外線対策、「外出前に日焼け止めを塗る」「日傘をさす」だけで安心していませんか? 
残念ながら、それだけでは十分な紫外線対策とはいい切れません。

紫外線は私たちが思っている以上の”大敵”。肌に与えるダメージも深刻です。

「年を重ねると、シミやしわ、たるみ、くすみなどが現れてきます。しかし、加齢による自然な老化は2割ほど。8割は紫外線による“光老化〟が原因なのです」と日比野先生。 

そもそも紫外線とは、目に見えない太陽光線の一部のことで、地表に届く紫外線には、波長の長さによって肌の奥に作用する「A波」と、肌の表面に作用する「B波」の2つがあります。
体内でビタミンDの生成を促すなど有益な働きもありますが、活性酸素の生成を促したり、細胞の遺伝子を傷つけるなど有害作用が問題に。

ダメージが蓄積すると、光老化をはじめ、皮膚がん、白内障、免疫力の低下なども引き起こします。 

紫外線は晴れの日はもちろん、くもりや雨の日でも、1年中降り注いでいます。
オゾン層の破壊で地表に降り注ぐ紫外線量の増加が懸念されるなか、肌のためにも健康のためにも、紫外線対策は必須だといえます。

「正しい紫外線対策を徹底できるか否かで数年先の肌の美しさが変わります。あやふやな情報に惑わされず、正しい知識に基づいた対策をしていきましょう」

夏場は紫外線の量がピークになる

1年の紫外線量を見てみると、最も高いのは7・8月。
それ以外の季節もかなりの量の紫外線が降り注いでいて、紫外線対策は1年を通して必須ですが、薄着になる夏は特にきちんとケアを心がけて。

A波は肌の深くまで影響B波はA波の1000倍のダメージ!

A波は真皮に作用し、シワやたるみを招きます。
また、浴びた直後に肌を黒くする作用も。一方、表皮に炎症を起こすのがB波。
メラニン色素の生成と色素沈着を促し、シミやそばかすを増やします。

この記事の監修者

皮膚科医日比野佐和子

医療法人社団康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾/SAWAKO CLINIC × YS統括院長。皮膚科医、眼科医、内科医、日本抗加齢医学会専門医。アンチエイジング医療の第一人者として幅広く活躍。『医者が教えるすごい美肌循環』(サンクチュアリ出版)など著書多数。

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