胸が垂れる原因と対策
カギを握る「クーパー靭帯」とは?
50代からのおすすめのバストケア
適切なブラジャーをつける
ブラジャーはバストに合わせて適切なものを選び、バストを重力から支えましょう。年齢を重ねるとクーパー靭帯は伸びやすくなりますが、適切なブラジャーをつけることで、クーパー靭帯が伸びるスピードをゆるやかにすることが大切です。今までのブラジャーが合わなくなってきたと感じるときは見直してみましょう。
50代は下着の締めつけや肌当たりに敏感になってくる世代なので、つけ心地が良いブラジャーを選ぶのがおすすめです。
バストを支える大胸筋を鍛える
バストは大胸筋の上に乗っているので、土台となる大胸筋を鍛えることは、バストをしっかり支えたり、バストの位置を高く見せたりするのに役立ちます。大胸筋を鍛える筋トレ法には「ひざつき腕立て伏せ」や「合掌トレーニング」などがあります。
ひざつき腕立て伏せ
ひざをついて四つん這いになった姿勢で腕立て伏せをします。息を吸いながら上体を下げ、息を吐きながら上体を上げる、をゆっくり繰り返します。10回×2~3セットを目安に行いましょう。
合掌トレーニング
胸の前で手のひらを合わせて合掌し、腕を水平にして、左右から力を込めて手のひらを押し合います。そのまま10~15秒キープした後、一旦力を抜いて腕を下ろし10秒ほど休憩します。これを1セットとして、2~3セットを目安に行いましょう。
正しい姿勢を保つ
現代人に多い猫背の姿勢はバストの位置が下がって見えがちに。一方、背筋を伸ばしたきれいな姿勢は、バストの位置を高くきれいに見せる効果があります。自分の姿勢をチェックして正しい姿勢を意識しましょう。
姿勢のチェック方法
壁を背にして立ち、頭、肩、お尻、ふくらはぎ、かかとをすべて壁につけます。どこか一箇所でも壁につかない箇所やつけにくい箇所があれば、姿勢が悪い証拠です。
スマートフォンやパソコンの画面は目線の高さに
スマートフォンやパソコンの画面を見るときに猫背になる人はたくさんいます。スマートフォンを見るときは目線の高さまで持ち上げる、パソコンのモニター画面は目線の高さになるように調整する、などの工夫をしましょう。
(まとめ)
バストの下垂は誰にでも起こる自然な変化ですが、工夫によって下垂のスピードをゆるやかにしたり、バストの位置を高く見せたりすることはできます。まずは自分のバストを鏡で見て、改めて形の変化を確認してみましょう。よっぽど悩みを抱えている方は、豊胸手術を受けることもひとつの方法です。
構成・文/大人のおしゃれ手帖編集部 画像協力/PIXTA
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
この記事の監修者
東京美容外科 熊本院 院長神戸優子
日本形成外科学会専門医。大学病院形成外科・顎顔面外科で約10年にわたり研鑽を積む。現在は東京美容外科熊本院の院長として、目元やバスト、お肌など様々なお悩みを持つ患者様と日々向き合い診療を行う。
Website:https://www.tkc110.jp/kumamoto/
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