拝見! あの人の暮らしのインテリア
「隠す収納」と「見えてもいい収納」を両立させる知恵とは?
収納スペースの余白をどう使うかにこだわって
生方さんが収納を整えるうえで、いちばん気をつけているのが余白の使い方。
リビング、キッチン、寝室、玄関、どの場所も基本的にはスペースを収納ケースできちんと埋めるグリッド収納になっています。
「余白はメリットもあるんですが、デメリットもある。私はすき間は罠だと思っていて(笑)。すき
間があると、ついものを入れたくなるんですよね。で、入れたことを忘れてしまう。それが散らかって見える大きな原因のひとつなんじゃないかと」
だから、収納ケース選びも妥協はなし。
並べたときに余計なすき間ができない無印良品のものに買い替えたのだそう。
「すき間なく並ぶ姿がきれいですよね。うちは基本、隠す収納なんですけど、扉を開けたときにも
ワクワクしたいなと。お客様も多いので、見えてしまってもいい収納を心がけています」
今の形になるまで、3年以上かかっていると生方さん。
「やればやるほど、収納には正解がないんだってわかってきました。だから、少しずつアップデー
トしています。何事も無理せずコツコツですよね」
本当に着る服だけを残す模様替え不要の衣類収納
子ども用のスペースも色をそろえて統一感を
「ちょい置き」を封じて美しく
撮影/松村隆史 文/鈴木香里
大人のおしゃれ手帖2024年9月号より抜粋
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