【移住にチャレンジ】東京から山口へ 「50歳で、移住しました」vol.1
アパレルから夢の飲食業へ 「ごはん屋さん」はじめます!
移住体験ツアーに参加 ~おいでませ、山口~
2018年夏に山口市が実施している移住体験ツアーに参加しました。
訪れたのは、山口県阿東町。新幹線で新山口駅へ向かい、現地では市役所の方の案内でツアーが開始。バスでゆられること1時間半。山の中を走っていたと思ったら、急に目の前が一面の田んぼに、ザ・田舎の原風景が広がっている。
「山の緑が深くて、空が青くて、田んぼの色もそれぞれ違う。人工物は3日で飽きるけど、自然は飽きないってこういうことだね!」と一緒に参加した彼のほうが、移住への思いが熱くなってしまったようでした。バスを降りてからは、町のみなさんのおもてなしツアー。移住経験者の方の話をお伺いしたり、おばあちゃんと一緒に野菜の漬物をつくったり、竹でできたバンブー自転車で探索したり、おいしい湧水を飲ませてもらったり、町の人たちとBBQ&そうめん流しをしたり。
宿泊は地元の生活をよりリアルに知ってもらうということで、ホームステイ方式で地元の方のお宅へ。私たちが宿泊させてもらったのは、山口出身だけどずっと関東にいて、最近Uターンしたという同世代の女性。お酒を飲みながら、移住話で盛り上がりました。彼女も「東京だと感じられない、自然の色やにおいを感じたくて移住した。東京と比べると何にもないように思うけど、必要なものや豊かなものは何でもあるよ」。
移住者の方のリアルな話をたくさん伺えたことで、貴重な体験ツアーとなりました。
彼も山口を気に入ってくれた様子。ただ自分の地元なので「一緒に地元に帰ろう」的なプレッシャーを与えたくなく、ずっと言えませんでした。自然な感じで彼に山口の良さを感じてもらえたのも、今回の旅の収穫でした。
ターゲットは山口に ~移住先をもっと知ろう~
漠然とした「移住」から「山口に」と候補地が定まった伊藤さん。では山口のどちらに?
再び、「ふるさと回帰支援センター」を訪れて、山口県担当のHさんにアドバイスを仰ぎます。
2019年夏、まずはおすすめの瀬戸内海の小さな島、周防大島へ。最近、移住者が増えているとのこと。この旅では、山口県が実施している移住活動費の補助金を使うことにしました(移住を希望している方の移住活動費として、県や市から交通費の補助が受けられる制度です)。
私たちの旅スタイルは、基本はレンタル自転車。ですが移動距離が長いのでレンタル原付でまわりました。
周防大島は1周100キロ。単なる旅で終わらせないため、原付に乗って、島中の移住者の方にヒアリング。ジャム屋さん、はちみつ屋さんを立ち上げた方、農家がやりたくてみかんをつくられている方、WEBデザインの仕事をリモートでされている方(今では地方でリモートスタイルは珍しくありませんが)。
移住については、体験者に話を聞くのが、一番参考になります。
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この記事を書いた人(写真・文)
1974年生まれ、山口県出身。50歳をむかえた2024年春、山口県へUターン移住。現在は、夢だった飲食店オープンに向けた準備を実行中。 インスタグラムにて店舗オープンに向けての情報を発信中です。
Instagram:@_base1974