【移住にチャレンジ】東京から山口へ 「50歳で、移住しました」vol.1
アパレルから夢の飲食業へ 「ごはん屋さん」はじめます!
2020年のコロナ後、実家に宣言
移住先として山口県に決定したのが、2019年末、伊藤さん45歳でした。
50歳まではあと5年、移住に向けた情報収集や事前計画を考えていこうと思っていた矢先。2020年、コロナが始まりました。移住どころか、先が見えない状態。東京での暮らしや、仕事もどうなるかわからない。もちろん、山口を訪れることもできない期間が続きました。
少しずつ落ち着いてきた2021年の年末。両親に会うため、2年ぶりに山口県に帰省しました。
久しぶりに見た田舎の風景と、おいしい野菜や魚。再び移住への想いがあふれて、「実は山口にUターンしようと思っている!」と実家で宣言! おまけに、このとき彼も一緒。両親は、47 歳にして初めて実家に彼氏を連れてきた自由気ままな娘が、山口へUターン、しかも彼も一緒ということで、大喜びでした。
(上画像)実家から見た夕日。山に落ちていく夕日はとてもきれい。
お金を貯めよう! 毎月の洋服代と食費を見直し
周りの人たちに宣言をしたことで、あとは進むだけの状態となりました。
50歳、2024年に向けてやるべき準備を考え始める。大きくは2つ。
① 山口で始めるごはん屋さんのイメージを固める。どこに、どんなお店を出すか?
② お金を貯める。ごはん屋さん=起業、移住にお金は必要。
最初に始めたのは②お金を貯めること。アパレル業界で仕事をしていた私は、お給料はいただいた分だけ使う主義、貯金をしていませんでした。
まずは現状を把握しようと、今まで通りお金を使い、履歴を携帯アプリに登録。すると毎月のお給料より使う額が多く、不足分をボーナスで補填していることに愕然。そしてちょこちょこ出費が多いこと、特に外食と洋服。まずは、ここから改善すべく、毎月の洋服と食費の予算を決めて、その中で運用することに。外食費は自炊を増やして一気に改善。しかし問題は洋服代、おしゃれはしたいけど、節約も……。
その解決策は、「私のスタイルをつくる」ということ。自分のスタイルがあれば、無駄な買い物はしなくてすむ、大好きな本『フランス人は10着しか服を持たない』を実践です! そこで自分のスタイルを「おしゃれな大人ブラックスタイル」と決めて、スタメンは10着。例えば秋なら、パンツ3本、ニット2枚、シャツ1枚、カットソー2枚、ワンピース1枚、アウター1枚、すべてブラック(もちろんブラック以外の服も少しはありますが)。アンミカさんいわく、白は200種類、黒も200種類くらいあるそう。すべてが組み合わせできるし、ブラック×ブラックだから間違いなし。一番大事なのは、それぞれの素材感とボリューム感を吟味すること。ここさえ気をつけると、おしゃれ度が一気に上がります。
この対策を実行してから、毎月湯水のように使っていた洋服代が、買っても月1着程度の出費となり、着々と貯金を実践できるようになっていきました。
「50歳で移住」というゴールが明確になったことで、行動力も一気に加速しました。
次回はどんな準備をしていったかを具体的にお話ししたいと思います。
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この記事を書いた人(写真・文)
1974年生まれ、山口県出身。50歳をむかえた2024年春、山口県へUターン移住。現在は、夢だった飲食店オープンに向けた準備を実行中。 インスタグラムにて店舗オープンに向けての情報を発信中です。
Instagram:@_base1974