【井之脇 海さん】「役と出会った時のトキメキ、新しい人生観に触れた喜びを持ち続けていたい」
ピアノは、イメージした音を鳴らしやすい
作中にこんなシーンがあります。井之脇さん演じる瞬介がピアノを弾き、その旋律にのせて友人の貴織と行人が奇妙な動きで踊る。即興のような、つくり込まれたダンスのような動き。
「この劇中劇をつくるうえで、(行人を演じる)大友一生くんらはリハーサルを重ねていました。ヨーロッパのとある劇団による身体表現へのオマージュとのことです。僕はのちの現場リハーサルで初めて目にしました。ピアノも初日から上手く弾けるわけではなかったので撮影に向けて合わせていって。最終的には生音を使ってもらいました」
自宅に電子ピアノがあり、弾くことがリフレッシュになるという井之脇さん。
「ピアノは幼い頃からやっているせいか、頭のなかで感じたものをちゃんと音にできる、僕にとって唯一の楽器でもあります。それでも撮影中は緊張で思い通りにいかなかったりしますが、ふだん家で弾く時はそれも楽しいです。自宅キッチンの向かいにピアノを置いていて、煮込み料理なんかをつくりながら弾いたりします。タイマーをかけ、時間になったら鍋の様子を見て、また弾く。広い家じゃないので、なんなら椅子をくるっと回して、キッチンでお酒を飲みながら、料理しながら弾いたりします。コロナ禍を機に料理が好きになったんです」
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