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【石原さとみさん、青木崇高さん】 どんな努力も「夢中」にはかなわない――映画『ミッシング』インタビュー

大人のおしゃれ手帖編集部

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幼い娘が失踪して3か月、その母と父は憔悴。そのうえマスコミや世間の目にさらされ、次第に追い込まれていく……。映画『ミッシング』で主人公の母・沙織里と、その夫である豊を演じた石原さとみさん、青木崇高さん。おふたりに映画のこと、「自分を変えたい!」と思う人へのアドバイスを聞きました。

𠮷田監督とご一緒すれば、私は変われる! (石原さん)

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5月17日公開の映画『ミッシング』で共演を果たした石原さとみさんと青木崇高さん。石原さんは「どんな役でもいいから𠮷田恵輔監督の作品に出たい」と熱望していたそうです。その熱意はどこからきたのでしょうか?

石原さとみさん(以下、石原) 私は幼い頃から好奇心旺盛で、飽きっぽいところがありました。習い事もたくさんしましたが、続いたと言えるのはお琴だけというくらいで。だから俳優の仕事も向いていると思うんです。でも、やはりある頃から俳優としての自分に飽きてしまっていると気付いて……。流されてしまっているようで、このままではいけない!と。そんなとき、𠮷田監督が撮られた『さんかく』という映画に出合って強烈に惹かれました。𠮷田監督なら、私を変えてくれるはず!と。

青木崇高さん(以下、青木) 確かに“自分のこの表情、動きは知っていると思ってしまうことはありますね。役柄を重ねたら仕方ないことかもしれませんが。どんな役でも自分の感情を使うわけで、同時にそれを俯瞰で見る目を持ち、鮮度高く演じたいと思っているからこそ、パターンのようなものを感じると、一気に自分が白けてしまうんですよね。

「自分の伸びしろは信じたい」。石原さんは𠮷田監督と対面し、「私を変えてください」と直談判したのだとか。そして3年後、オファーが届き、脚本の第一稿を目にすることに。

石原 あのときお願いしていなかったら、自分にオファーはこなかっただろうと。でも挑戦させていただけた。しかもなんの運命か、私の産後復帰第一作に。子どもを持ったことで、脚本をより理解できたと思います。母としての沙織の心を想像できてしまう苦しさ、怖さがあり、覚悟が必要でした。撮影中、ふと「𠮷田さんの現場にいるなんてスゴ過ぎる!」と実感したことがあります。その幸福感にはずっと浸っていました。いまこうして語っていることにも感謝しかありません。

青木 耐えられないような感情を覚える一方で、多幸感に包まれたりする。人間というのは改めて、複雑ですよね。俳優という仕事自体、かなり特殊な心の使い方をするせいもあるでしょうけど。この作品にも言えることですが、光を感じられないほど辛い状況にあっても、心は多面的なもの。人はその瞬間、瞬間を生きています。𠮷田監督は、そうしたことを紡ぎ出すのが巧みなのだと思いますね。

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