「マイコプラズマ肺炎」は大人もかかる!
症状や予防法を解説
国内で感染者が急増している「マイコプラズマ肺炎」。14歳以下の子どもの感染が中心ですが、大人が感染することもあります。風邪との区別が難しいマイコプラズマ肺炎の症状や予防法、注意点などを解説します。
流行中の「マイコプラズマ肺炎」とは
マイコプラズマ肺炎は「肺炎マイコプラズマ( Mycoplasma pneumoniae )」という細菌に感染することで起こる感染症です。発症するのは子どもが中心ですが、家庭内感染などで大人の発症も報告されています。
感染した人の多くは気管支炎などの軽症で済みますが、一部の人は肺炎になったり、重症化したりするほか、患者の5~10%未満で中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症がみられます。大人は子どもに比べて症状が重くなりやすい傾向にあります。
マイコプラズマ肺炎は1年を通してみられ、2024年は感染者が急増しています。秋冬に増加しやすい傾向にあるため、今後も注意したい感染症のひとつです。
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この記事の監修者
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長菊池大和
2004年3月、福島県立医科大学医学部卒業後、湘南東部総合病院外科・外科科長などを経て、令和元年5月1日より現職。「総合診療、救急診療を通じて、地域医療に最大限に貢献する」ことを目的に日々診療を行う。
救急センター長日本救急学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医、日本慢性期医療協会総合診療認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、認知症サポート医身体障害者福祉法指定医(呼吸器)、厚生労働省初期臨床研修指導医、神奈川県難病指定医、エピペン処方認定医
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