「マイコプラズマ肺炎」は大人もかかる!
症状や予防法を解説
感染後の出勤や外出での注意点
マイコプラズマ肺炎に感染後、症状が落ち着いたら登校や出勤をしてもよいのでしょうか。
学校の場合、マイコプラズマ肺炎は学校保健安全法の第三種の感染症に分類されており、明確な出席停止期間は定められていません。病状により、学校医その他の医師が感染のおそれがないと認めるまで出席停止の措置をとる場合があります。
一般的には、全身状態がよくなれば登校や出勤は可能と考えられます。その際、周囲への感染を防ぐためにマスクの着用や手洗いなどでしっかり感染対策をすることが大切です。
国立感染症研究所によると、気道粘液への病原体の排出は、症状の発現時にピークとなり、高いレベルが約1 週間続いた後、4~6週間以上続くとされています。
在宅勤務が可能な職場であれば、発症から約1週間はリモートワークでなるべく人との接触を避けるなどの対応も検討しましょう。
(まとめ)
しつこいせきが続く病気には、マイコプラズマ肺炎だけでなく肺マック症やぜんそくなどさまざまなものがあります。せきが長引くときは早めに医療機関を受診しましょう。
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この記事の監修者
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長菊池大和
2004年3月、福島県立医科大学医学部卒業後、湘南東部総合病院外科・外科科長などを経て、令和元年5月1日より現職。「総合診療、救急診療を通じて、地域医療に最大限に貢献する」ことを目的に日々診療を行う。 救急センター長日本救急学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医、日本慢性期医療協会総合診療認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、認知症サポート医身体障害者福祉法指定医(呼吸器)、厚生労働省初期臨床研修指導医、神奈川県難病指定医、エピペン処方認定医
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