中村橋之助を座頭に若手花形俳優が一致団結~「新春浅草歌舞伎」記者会見リポート~
「舞台は一生懸命に、楽屋は楽しく」も引き継ぎたいと中村莟玉
初参加となる中村鷹之資は、「今まで先輩たちの姿を見ながら、いつか私もこの新春浅草歌舞伎で勉強させていただきたいとずっと思っておりました。今年、新たな世代のメンバーとして参加できることを嬉しく思っております。また、浅草の皆様が育ててくださっている特別な公演でもありますので、この世代も浅草の皆様に愛していただけるように、我々一丸となってつとめてまいりたいと思います」と喜びを語りました。
中村莟玉は、「私が新春浅草歌舞伎に初めて出演したのは2013年でした。当時は高校1年生で、学校を早退して若い世代のお兄さん達と一緒に舞台に出演できるのが非常に嬉しくて、毎日楽しく劇場に通っておりました。あっという間ですね。これまで先輩たちがいることが当たり前として過ごしてきましたが、自分たちの番が来たんだなと、わくわくしつつ不安もあります。浅草公会堂は楽屋が非常に楽しくて、舞台は一生懸命やり、楽屋では楽しく過ごすというメリハリが、先輩たちが作ってきてくれたチームワークにつながっています。その感じは引き継いで頑張りたいと思います」と、懐かしそうに振り返っていました。
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構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。