【50代の大人旅】 “海の京都”と呼ばれる京丹後で新旧のカルチャーを楽しむ! 《後編》 ーエディター・あさこの関西巡りー
京丹後のボタニカルを味わうクラフトジン「京丹後舞輪源蒸留所」
ここ数年、ジワジワと人気が高まっているクラフトジン。その土地に由来する素材を取り入れて作られることから、ユニークなクラフトジンが各地で作られています。「京丹後舞輪源蒸留所」では、300種類以上の薬草薬樹が自生する丹後半島の豊かな自然の恵みをフレッシュなままに蒸留した2種のクラフトジンをラインナップ。
巨木をそのまま使ったテーブルの向こうには、丹後天橋立大江山国定公園の山々。窓外を眺めるうちにフッと肩の力が抜けるような不思議な空間で「Mairingen Fresh Craft Gin (ORIGINAL) 」を試飲させてもらいました。豊かな森の味。鼻に抜けていく、冷たくさわやな風の香り。深呼吸をして、五感が冴えていく。たったひと口でファンになってしまう味わいでした。
周辺の森で手摘みしたクマザサやクロモジを含め14種のボタニカルの味を引き出し、掛け合わせ、唯一無二のクラフトジンを作りだす小ぶりの蒸留施設はピカピカ。それもそのはず、今年の4月にオープンしたばかりなのです。
1からクラフトジン作りに取り組むヨンテとシンザンは、ともに20代。彼らがジンの素材となるボタニカルを手に入れられるだけの豊かな自然に恵まれている代わり、電波は途切れがちなエリアなので、まずは「スイス村」のビジターセンターを目指し、道標を頼りにさらに山の上へ。ちなみに「舞輪源」はスイスの都市マイリンゲンに由来しています。
京丹後舞輪源蒸留所について詳しくはこちらから!
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