50代以降に発症しやすい「指定難病」を知る
「指定難病」について知っていますか?日本での指定難病の患者総数は少なくとも100万人といわれていますが、認知度は高くないのが現状です。難病は適切な治療や自己管理を続けることで普通に生活できる病気が多くなっています。ここでは50代以降に発症しやすい指定難病について解説します。
「指定難病」とは
平成27年1月1日に「難病の患者に対する医療等に関する法律」(以下、「難病法」)が施行され、新たな医療費助成制度がはじまりました。
「難病」とは、発病の機構が明らかでなく、治療方法が確立していない希少な疾病であって長期の療養を必要とするものをいいます。
「指定難病」とは、難病のうち、患者数が本邦において一定の人数(人口の約0.1%程度)に達しないこと、客観的な診断基準(またはそれに準ずるもの)が成立していることの2条件を満たすものです。
指定難病は医療費助成の対象となります。令和6年4月1日現在、341疾病が医療費助成の対象となっています。
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この記事の監修者
医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長菊池大和
2004年3月、福島県立医科大学医学部卒業後、湘南東部総合病院外科・外科科長などを経て、令和元年5月1日より現職。「総合診療、救急診療を通じて、地域医療に最大限に貢献する」ことを目的に日々診療を行う。 救急センター長日本救急学会救急科専門医、日本外科学会外科専門医、日本慢性期医療協会総合診療認定医、日本医師会認定健康スポーツ医、認知症サポート医身体障害者福祉法指定医(呼吸器)、厚生労働省初期臨床研修指導医、神奈川県難病指定医、エピペン処方認定医
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