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大人のおしゃれ手帖 2月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年2月号

2025年1月7日(火)発売
特別価格:1480円(税込) 
表紙の人:鈴木京香さん

2025年2月号

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奈良の大人気靴下「仏下(ぶつした)」って知ってる? 「関西 コレ、ええやん♡ vol.1」

ふなつあさこ

いつでもどこでも身につけられる仏像グッズ「仏下」が今大人気!

元々、仏像が好きだったというマシュロバさん。「日常的に身につけられて、それでいてクスッと笑顔になれるような元気が出る仏像グッズを作りたい」と考えていたところ、奈良の靴下会社さんと出会い、仏像を編み込んだ靴下=仏下を生み出しました。

2019年に発売された記念すべき第1弾は、四天王(東西南北を護る仏さま)が踏んづけている「邪鬼」がモチーフ。足の裏にあしらわれているので履いているときには見えないけれど、靴を脱いで上がるとチラッと見える粋なデザイン。「邪鬼、踏みたいなぁ」という友だちのひと言が、開発のきっかけだったとか。

私は色々悩んでいる友人に「嫌なことがあったらこれ履いて、悪いモノを踏んづけて!」とプレゼントしたことがあります。今日の私は邪鬼踏んづけてるもんね!と、なんとなく強い自分になれそうです。

その後、不動明王さん(煩悩を断ち切ってくれる仏さま。こちらはバックデザイン)、金剛力士さん(お寺の入り口などで悪いモノの侵入を防ぐ仏さま。左右がそれぞれ実際の金剛力士さんに合わせて、口を開いた「阿形(あぎょう)」、口を閉じている「吽形(うんぎょう)」になっています)も登場。カラー展開も豊富です。

1980年、埼玉県生まれのマシュロバさん。デザイン系の高校、専門学校を卒業後、東京のテレビ局でドラマなどに出てくる小道具を作ったり、アパレル会社やデザイン会社で働いたりと忙しい日々を送っていたそう。

そんななか、いわばちょっとガス欠状態となってしまったマシュロバさんは、一人旅に出ようと何の気なしに奈良を訪れます。猿沢池のほとりで、興福寺さんの五重塔の横に大きな虹が架かっているのを見て、奈良にどハマりしたそう。それ以後通い詰めるようになり、2009年には移住を決意。結婚、出産、奈良での転職を経て、少しずつ仏像イラストを手がけ、グッズを販売するように。

私も東京生まれ・育ちなのに今や奈良の住人ですが、何らかのきっかけで奈良にフォーリンラブしてヨソから移住する人というのが意外に多い気がします。

靴下会社の方との出会いから生まれた仏下は奈良でジワジワと人気が高まり、ご縁も広がっていったそう。今では、興福寺さん限定の仏下(天燈鬼・龍燈鬼)ほか、大安寺さん、岡寺さんなど奈良の有名寺院とのコラボアイテムも手掛けています。さらには、龍谷ミュージアム秋季特別展「眷属(けんぞく)」の仏像キャラクターデザインを担当するなど、活躍の幅を広げているマシュロバさん。

皆さんが奈良を訪れてお寺めぐりする際には、もしかしたら新たなマシュロバさんグッズに出合えるかもしれません。

マシュロバさんについて詳しくはこちらから!

「仏下」などマシュロバさんの仏像グッズの詳細はこちらから!

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この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

編集者ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE!京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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Instagram:@asa_ship

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