【50代の体形変化】じっとしていても脂肪がよく燃える“太りにくい体”を作る食材とは?
「ベージュ脂肪細胞」を増やして太りにくい体に
では、安静時のエネルギー消費はどうすれば高めることができるのでしょうか?
安静時のエネルギー消費に深く関わるのが、脂肪細胞のひとつである「褐色脂肪細胞」。脂肪細胞とは脂肪を構成する脂肪酸を蓄える細胞で、体内の余分なエネルギーを脂肪として蓄える白色脂肪細胞と、脂肪を燃焼させて熱を生み出す褐色脂肪細胞に大きく分かれます。そして、褐色脂肪細胞の熱を生み出す働きが高いほど、安静時のエネルギー消費が高まるのです。
ならば、褐色脂肪細胞を増やせば安静時のエネルギー消費が高まるはず……と思うところですが、残念ながら褐色脂肪細胞は増やすことができません。新生児のときに最も多く、その後は加齢とともに減少していくのですが、その減少の仕方には個人差があるため50代ともなると体形にその違いが顕著に現れてしまうのです。
ところが近年、褐色脂肪細胞と同様に脂肪を燃焼させて熱を生み出す「ベージュ脂肪細胞」の存在が明らかになってきました。“やせ細胞”とも呼ばれるこの細胞、注目すべきは褐色脂肪細胞とは違って増やすことができる点。白色脂肪細胞に運動や食事などによる刺激が加わると、ベージュ脂肪細胞に変化することがわかっています。
つまり、ベージュ脂肪細胞を増やせば安静時のエネルギー消費を高めることができ、太りにくい体に近づくというわけです。
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