【50代のこよみ養生 Vol.8】クリスマスの夜は鶏肉料理で体を温めて。不調別薬膳アレンジメニュー
クリスマスディナーは不調別にアレンジを加えた鶏肉料理を
薬膳的に見ると鶏肉は気(き=エネルギー)を補う食材であり、気を補うことで体を温める性質があります。特におなかを温める性質が特徴的で、おなかの冷えからくるむくみ、消化不良、下痢などの改善をサポート。気を補うことによる疲労回復の働きも期待できるので、疲れや体力低下が気になるときにもおすすめの食材です。
この鶏肉をベースに、今の時期に特に気になる不調に合わせてアレンジしたおすすめのクリスマスディナーをご紹介していきます。
◉冷え・むくみ
日照時間が短いこの時期は体が冷えやすいとき。体を強く温めるシナモンパウダーで下味をつけたシナモンからあげで、冷えをやわらげましょう。冷えによる腹痛やむくみを感じる場合は、鶏肉の粒マスタードソテーがいいでしょう。
◉疲れ
この時期に感じる疲れは、胃腸が冷えて消化不良となっているために体がエネルギー不足(気の不足)になることが原因の可能性があります。クリスマスディナーには、気を補うのと同時に胃腸の調子を整える鶏肉のはちみつ焼きを。
◉顔のくすみ・くま
冬になるとひどくなる顔のくすみやくまは、寒さによる血行不良が原因。滞った血液をめぐらせるバルサミコ酢を使った、チキンソテーのバルサミコソースがけがおすすめです。
◉腰痛
冬は腎に負担がかかりやすく、腎と関係が深い腰に痛みが生じやすい傾向があります。腎を補う性質がある黒ごまを使った鶏肉の黒ごま焼きで腰まわりをサポートしましょう。
◉肩こり・筋肉のこわばり・こむら返り
寒さによって血行不良になると、筋肉が栄養不足になってこりや引きつりなどを生じやすくなります。血行を促進して筋肉のこりをほぐす赤ワインを使った、鶏肉の赤ワイン煮を今夜の一皿に。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
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