【50代のこよみ養生 Vol.8】クリスマスの夜は鶏肉料理で体を温めて。不調別薬膳アレンジメニュー
冬至の期間は睡眠の質を上げよう
一年で最も夜が長い冬至の季節は、一年で最も長く睡眠をとりたい季節でもあります。この時期にしっかりと良質の睡眠をとることは、ここから春を迎えるまでの体を支える“充電”のような意味もあるのです。
しかし一方で、この時期は寒さによる血行不良などの影響で寝つきが悪くなったり夜中に目覚めたりと、睡眠の質が低下しやすい傾向も。そこで冬至の期間は睡眠の質を高めるために、次のことを意識してみてください。
・日没後はできるだけリラックスして過ごす
・なるべく早い時間に入浴し、40度前後のぬるめのお湯につかって体を温める
・入浴後はテレビやスマホなどを見ずに、目を休ませる。頭皮や耳のマッサージをするのもおすすめ
・就寝の1〜2時間前は部屋の照明を少し暗めに。光色を調節できるなら暖色モードに
・できれば22時~23時、遅くとも日付が変わる前に就寝を。朝は日の出よりも遅く起きる
そのほか、入浴中や入浴後に眠気を誘う「失眠(しつみん)」のツボを押すのも効果的です。足の裏のかかとの少しへこんだところにあるツボで、親指で強めに押してみましょう。お灸をするのも効果的ですが、入浴直後は刺激が強すぎるので、入浴後1時間以上たってからお灸をしてください。
冬至の期間は来年の1月4日まで続きます。年末年始のせわしない時期ですが、できるだけリラックスして良質の睡眠をとり、心身をいたわって過ごしてください。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
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