新しい年を前向きに生きたい! 勇気や元気をもらえる映画3選
感動の実話! 男女平等裁判に挑んだ女性弁護士のタフな生き方
『ビリーブ 未来への大逆転』
1970年代のアメリカで、「100%負ける」と断言された史上初の“男女平等”裁判に挑んだ実在の女性弁護士を描いた法廷ドラマ。本作の公開時には存命だったルース・ギンズバーグ(2020年9月死去)は、貧しいユダヤ人家庭に生まれ、亡き母の言葉を胸に努力を重ねて名門ハーバード法科大学院に入学します。1956年当時、500人の生徒のうち女性はわずか9人で、女子トイレすらなかったといいます。やがて理解のある夫マーティンの協力のもと、大学院を首席で卒業。しかし、女性であることを理由に、雇ってくれる法律事務所はありませんでした。
やむなく大学教授になったものの、弁護士の夢を捨てきれないルース。そんな彼女に、マーティンはある訴訟の記録を見せます。専業主夫になって母親の介護をすることが認められない男性を擁護するその裁判が、“男女平等”を訴える一歩となることを信じ、ルースは自ら弁護を買って出ますが……。
米国史上2人目の女性最高裁判事となったルースの若き日を演じたのは、フェリシティ・ジョーンズ。当時のアメリカは、女性が差別を受けたり自らの職業を選ぶことが困難でしたが、一方で男性もまた人生の選択肢が少なかったのです。そんな時代において、ルース・ギンズバーグが起こした男女平等裁判。妻であり母であり、不屈の精神を持った弁護士でもあるルースのタフな生き方に勇気づけられます。
『ビリーブ 未来への大逆転』
2018年製作
Blu-ray ¥2,200/DVD ¥1,257
発売・販売元:ギャガ
構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。
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