あったかい料理に癒やされる! 観ると食べたくなる映画・ドラマ3選
子どもの頃を思い出させた郷土料理のスープ
『大統領の料理人』
ミッテラン大統領(当時)の専属として、フランス大統領官邸に初の女性料理人として抜擢されたダニエル・デルプシュの実話をもとにした映画。
片田舎で小さなレストランを営むオルタンス・ラボリ(カトリーヌ・フロ)は、ある日、スカウトされてパリのエリゼ宮に連れてこられます。そこはなんと、フランス大統領官邸のキッチン! 突然に大統領の昼食を任されることになったオルタンスは、男性シェフたちから嫌がらせを受けながらも、逆境に負けじと大統領の好みの味を探っていきます。やがて、大統領自ら彼女に話しかけるようになり、身内の食事会のメニューを任されることに。
そこでオルタンスが考えたのは、大統領と家族の故郷であるロワール地方のメニュー。シャラント風スープ(魚とイカのスープ)などの郷土料理を洗練した形で再現し、大統領に幼少期の日々を思い出してもらおうとしたのでした。
また、映画には、キャベツとサーモンを重ねたファルシ、初物の黒トリュフを薄切りにしてパンに乗せた軽食、伝統菓子のサントノレなど、多忙な大統領を癒やしたであろう数々の家庭的な料理が登場します。どれもおいしそう!
オルタンスが大統領専属シェフとして腕をふるったのは約2年間です。本作では、大統領官邸キッチンでの2年間と、その後に南極基地でシェフとして働いた1年間を交互に描きながら、オルタンス=ダニエル・デルプシュの料理と人生を描いています。
『大統領の料理人』
2012年製作
<廉価版>
Blu-ray ¥2,200/DVD ¥1,257
発売・販売元:ギャガ
Les Saveurs du Palais ©2012 –Armada Films- Vendome Production –Wild Bunch – France 2 Cinema
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構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。
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