【50代のリノベーション】マンション住み替え体験記
~リノベのハコが見つかった⁉ 契約までの道~ Vol.3
いよいよローン審査へ……50代が住宅ローンを組むって実は大変
予習のために、住宅購入に関する本を読みました。新築と中古の違いもあるので、理解しておくと◎。
内覧して、次の週末には申込をすることになりました。実はこのマンション期間限定の売り出し。再販業者(中古マンションをリノベーションして販売している業者)がリノベーションする前に売り出して、期間が過ぎたらリノベーションされて販売される物件でした。見つけたのはラッキーだったのです。
心配していたライバルも現れず、申込後はローン審査に進みます。新築マンションを買った時は夫婦ともに会社員だったのでペアローンでしたが、現在は私がフリーランス、夫が会社員。ローンが組みやすい夫の単独名義です。
さて、住宅ローンを組むにあたり、ポイントが2つありました。ひとつは年齢が50代であること。住宅ローンの完済年齢はおおむね80歳未満。45歳未満ならば35年ローンが組めますが、50代は借入期間が80マイナス年齢の20数年になってしまうということ。借入期間が短がくなれば、当然借りられる金額は少なくなります。
もう1点、リノベーション費用や諸費用分もローンを組みたいということ(子どもの進学を控えていたため、貯金は崩したくない)。諸費用分も借りるのは最近では珍しくないですが、リノベーション費用を借りられる金融機関が限られているようです。しかも、借入金額を決めるために、審査前にリノベにいくらかかるかという見積もりが必要……。
ローン審査のための、仮の間取り図を作成する
私たちが購入を依頼した不動産業者は、リノベーションに詳しい不動産会社でした。なので、ローン審査の前に「リノベーション担当」という人が、簡単な間取り図と見積もりを出してくれることになったのです(これはあくまでもローン審査用の概算で、実際のリノベーション打ち合わせでは、別の会社が一から図面を引いてくれました)。
その時の間取りはこんな感じ。
赤い線で描かれているのが新しい間取り。東南側の1室を取り払ってリビングを広げ、キッチンの位置も変えている。
ざっくりですが、2LDKの間取り、アイランドキッチン、壁は塗装にしたい、などの要望を伝え、間取り図ができました。パチパチパチ。
そして、そこで出てきた見積もり金額は、ジャジャーン
1,540万……
た、高い……。せいぜい1,000万くらいかと思ってた……(しかし、これは我々の希望を取り入れたオーダーメイドのリノベーションの場合。こちらの会社では定額制のパッケージプランもあり、そちらの金額は1015万~1340万と幅がありました)
ともあれ、時間もないのでその金額(物件価格+諸費用+1540万)で、申込、ローン審査と進んでいきます。メガバンク2行と大手地銀1行、同時に審査。
数日後。メガバンクのうちの1行から、ローンが満額で通ったとの知らせが来たのです。
さて次回は、「中古を買ってリノベ」のお金まわりの話と、いよいよ始まったリノベーションの打ち合わせについてです。
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田中絵真
フリーライター田中絵真
暮らしまわり、ヘルスケアの記事を多く執筆。