【潜入ルポ】話題の大河ドラマ「べらぼう」の世界へトリップ!江戸のメディア王・蔦重の“面白え!”生き様に触れて
2025年大河ドラマの主人公、蔦重こと蔦屋重三郎の故郷は、江戸の文化と流行の発信地であった吉原(現在の台東区千束3〜4丁目)。蔦重ゆかりの台東区に、「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」がオープンしたと聞きつけ、お邪魔しました。
場所は浅草・浅草寺の横にある台東区民会館9F。「もしかして建物の一角だけ?」と思いながら中に入ると、区民会館の入口ドアやエレベーターホールにまで江戸風情を感じる絵画が!これはいやがおうでも期待が高まります。
エントランスでは、主人公・蔦屋重三郎を演じる横浜流星さんのパネルがお出迎え。蔦重の衣装や登場人物の紹介、人物相関図などが展示されています。ここはまず「べらぼう」初心者ならぜひチェックしておきたいところ。
吉原の広さは約270m×約360m。当時は足抜け防止のために「お歯黒どぶ」という堀で囲まれており、出入口は吉原大門だけ。蔦重が営む本屋「耕書堂」もこの大門の近くの五十間道沿いにありました。そんな当時の街並みを想像させる「五十間道ゾーン」には、「蔦屋」再現セットやドラマに登場した錦絵『雛形若菜初模様』、『一目千本』なども展示。ファンならずとも立ち止まって見入ってしまいます。
花魁道中で知られ、浮世絵や歌舞伎の舞台としても有名な「仲ノ町ゾーン」には、小芝風花さん演じる蔦重の幼なじみ、花の井の衣装も展示。ドラマの中での蔦重と花の井の息のあった掛け合いが今にも聞こえてきそうですね。
当時の天才コピーライター平賀源内や、写楽、歌麿、北斎など、蔦重が出会い、発掘した江戸時代のクリエイターたちは、今も世界中で愛され、語り継がれる存在。そんな日本を代表するトップアーティストたちの作品をあしらったお土産品も、同フロアにある「たいとう江戸もの市」で購入できます。「べらぼう」のロゴ入りグッズや台東区ならではの土産物にも出会えますよ。
【取材協力】
べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館
住所:台東区花川戸2-6-5 台東区民会館
時間:9:00〜17:00(最終入場16:30)
休館日:第2月曜(第2月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:大人(中学生以上)800円、小人(小学生)400円、未就学児は無料
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この記事を書いた人
エディター/ライター久武ミキ
出版社、広告会社勤務を経て独立。女性誌、専門誌などでビューティー&ウェルネス、アートを中心に、ライフスタイルにまつわる記事を多数執筆。東京と鎌倉で2拠点生活をおくる猫好き編集者。
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