キャメロン・ディアスが10年ぶりに復帰! 魅力を再確認できる出演作3選
キャメロンの魅力が開花! ジュリア・ロバーツとの共演作
『ベスト・フレンズ・ウェディング』
『ベスト・フレンズ・ウェディング』© 1997 TriStar Pictures, Inc. All Rights Reserved.
キャメロン・ディアスの出演作の中で、筆者の一押しはこちら。1994年に『マスク』で映画デビューをはたして新進女優として注目されたキャメロンが、持ち前の魅力と俳優としての力をいかんなく発揮して、主演のジュリア・ロバーツを食うほどの強い印象を残したラブ・コメディーです。
料理記者として活躍するジュリアン(ジュリア・ロバーツ)は、28歳を迎えようとしていたある日、マイケル(ダーモット・マルロニー)からの電話に卒倒しそうになります。彼は9年前のロマンスの相手で、現在は親友。ただ、ジュリアンは、「互いに28歳になっても未婚だったら、その時は一緒になろう」というマイケルの言葉を忘れていませんでした。そんなわけで、「もしかしたら」と期待に胸をふくらませるジュリアンですが、電話口の彼から聞かされたのは「今度の日曜日、結婚する」という報告。相手は富豪の娘で、20歳の大学生。結婚式に招かれたジュリアンは、当日までの4日間でなんとか式を取り消させようとあれこれと画策をします。
結婚相手のキムを演じたのが、キャメロン・ディアス。ジュリアンに会うなり満面の笑顔で飛びついて「お姉さんができた」と喜びます。この天真爛漫な愛らしさに、誰もが「もう勝負はついている」と納得することでしょう。だからこそ、ジュリアンの悪あがきが滑稽で切なく感じられるのです。
ジュリアンの酷いふるまいはエスカレートしていき、キムが音痴だと知ると、カラオケパーティで大勢の前で歌わせて赤っ恥をかかせます。このときのキムが本当に健気。また、キムは何もわかっていないわけではなく、ジュリアンが新郎のワケあり女友達であることは勘づいています。あざとい女にも見えなくはない役柄ですが、キャメロンの屈託のない笑顔のおかげでとびきりチャーミングなキャラクターとなっています。一方のジュリアンも、当時のラブコメ女王であるジュリア・ロバーツが演じているだけあって嫌味がなく、みっともなさを応援したくなってしまう魅力にあふれています。
『ベスト・フレンズ・ウェディング』
1997年製作
デジタル配信中
発売・販売元:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
© 1997 TriStar Pictures, Inc. All Rights Reserved.
構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。
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