【腸活】漠然とやってない?
自分に合った腸活で免疫力アップ!
まずは自分の腸内細菌を知ろう
免疫力アップのために、腸活は大事ということは広く知られるようになりましたが、「ヨーグルトなど発酵食品を食べる」など漠然と腸活をやっている人も多いのでは?
そこで、「腸活の最適解」について井上亮先生にお話を伺いました。
教えてくれたのは・・・
摂南大学農学部応用生物科学科教授
井上 亮先生
2020年から現職。腸内細菌や腸管免疫などさまざまな角度から腸の機能を研究。日本人の腸内細菌叢をデータベース化し、日本人は5タイプに分類できることを発表(京都府立医科大学との共同研究)。
目次
食生活で腸内細菌タイプがわかる!
自分の腸内細菌を知ってより適した腸活を!
私たちの腸に棲む腸内細菌は1000以上もの種類があり、さまざまな働きで体全体に影響を与えているといわれています。
「腸内細菌は、病原体の感染予防や免疫系、神経系の調節などに深く関わっています。ただ、個別に働くのではなく、いろいろな特徴を持った菌が集合体となって連携しています。
この腸内細菌の集合体を腸内フローラ(腸内細菌叢)と呼びますが、そのバランスが崩れると、大腸がん、肝臓がん、動脈硬化、糖尿病など体の不調や病気の原因になることがわかってきました」と井上亮先生。
さらに、日本人の腸内細菌には大きな特徴があり、便にどんな腸内細菌が多いかを調べたところ、下の5つに分類できることがわかったとのこと。
健康的なのは「B」と「E」。食事を見ると「B」は洋食派、「E」は和食派でともにバランスがとれています。
「腸内に棲みつく菌は3歳ぐらいまでに決まるといわれており、5タイプはもともと持っている菌のタイプと、食事の内容に関連が深いです。しかし、腸内フローラは、ストレス、遺伝、運動、加齢などいろいろな要素によって変動します。
なかでも、食事を変えると、約2週間でタイプが変化し始めます。だから、A、C、Dタイプだったとしても、食事に気を付け、腸にいい生活をすれば大丈夫。
タイプ別にどんなところに気を付ければいいかもおおよそわかります。自分の腸内環境と向き合い、腸にいい暮らしへと改善しましょう」
今はまだ研究段階ではありますが、将来的には「Aタイプにはこのヨーグルトが合う」「この薬がBタイプに効きやすい」などがわかるようになるかもしれない、とのこと。
これからの研究にますます期待が持てます。
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