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大人のおしゃれ手帖
2025年3月号

2025年2月7日(金)発売
特別価格:1530円(税込) 
表紙の人:吉田羊さん

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【桐島かれんさん】和食器を楽しむ
普段から使ってこそ感じられる、器の魅力

大人のおしゃれ手帖編集部

【桐島かれんさん】和食器を楽しむ 普段から使ってこそ感じられる、器の魅力

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素敵な器は、日々の食卓を演出するために欠かせないもの。
なかでも色や柄、素材のバリエーションが豊かな和食器には、シーンや料理に合わせて組み合わせを考える楽しさがあります。
まずは気に入った和食器を、〝普段使い〟にすることから始めてみて。

多種多様な和食器の色柄が料理のおいしさを引き立てる

たくさんの器を持っていますが、なかでも大好きでほぼ毎日使っているのが和の器。

「器は料理の着物」という北大路魯山人の名言がありますが、まさにその通りで、美しい器は料理のおいしさを引き立ててくれるもの。
赤、黒、茶、金、青……と色を多用した和食器は、実は食材とよく合うんですよね。

反対に、シンプルな白い洋食器で家庭料理をおいしそうに見せるのは意外と難しいんです。最近は海外の有名レストランでも和食器を使うお店が増えていますが、それも納得です。

和食器の楽しさは、異なる色や柄、素材のものを自由に組み合わせられること。
同じ色や柄、産地のものだけで揃えるのは、むしろ野暮ったくなってしまう。着物と同じように、シーンに合わせて四季折々の柄や吉祥文様を取り入れたり、バランスのよい色合わせを考えたり……。
難しいしセンスを問われるけれど、その分奥が深くて、面白いんです。

旅館や和食屋さんで見た器の組み合わせを覚えておいて参考にするのも手です。

旅先では、窯元や骨董品店を訪ねて器を探すことも。食器棚に入っている器は、九谷焼の正木春蔵さんや伊賀の福森雅武さん、湯町窯のスリップウェア、木曽の漆器、沖縄のやちむんなど産地も作風もさまざま。

一時期は、夫のアシスタントを含めて毎日10人以上でごはんを食べていましたから、10枚以上セットで買えるものを探すのも大変。
そうめんや煮物をどんと盛り付けられる大鉢や大皿、取り分け用の小皿が重宝しました。

華やかな古伊万里や漆器は、特別な日に……とつい〝取っておき〟にしがちですが、それはもったいない。

普段から使ってこそ器の魅力も感じられるし、よい器は使っていて心地いいもの。
毎日使うことで、自然と組み合わせのセンスも磨かれるのではないでしょうか。

かれんさんの和食器コレクションの一部。「江戸時代など古い時代の器から、現代作家のものまでさまざま。
古伊万里は京都の『てっさい堂』で買うことが多いですが、最近はオンラインショップで気に入った作家の器をチェックすることも」

来客時に出すお茶菓子も和の器にのせて

洋のものとも意外と相性がいいのが和食器の魅力。「そばちょこにはエスプレッソ、古伊万里の豆皿にはチョコレートを。
ちょっとフルーツを出すときも、無地の白い器にのせただけでは味気ない。絵柄の入った和食器の方が素材の色が引き立ち、おいしそうに見えます」


撮影/平岡尚子 スタイリング/吉川恵理奈 文/工藤花衣

大人のおしゃれ手帖2025年1月号より抜粋
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