菊池亜希子さん「“おしゃれ”には自分の中から湧き出る『好き』があれば十分なんだ、と思えました」/書籍『菊池亜希子の ありが10(とう)ふく、みせて!』インタビュー
2.自分から湧き出る「好き」を、もっと大切に
そんな対談を通して、菊池さん自身にはどんな影響があったのでしょうか?
「自分のクローゼットで過ごす時間が増えました。今そばにある洋服や、今まで出合ってきたブランドとの関係を再確認する心境になったんです。もともと持っていたものの新たな魅力を見つけられたし、それまで似合わないかもしれないとしまい込んでいたものをひっぱり出してきて、気軽に身につけられるようにもなりました。自分だけの『好き』という気持ちを大事にして、おしゃれを楽しんでいけばいいんだ、と思えたからかもしれません」
いろいろな人の信念を目の当たりにして、菊池さんは自身の「好き」を再確認し、改めてクローゼットの中にあるものへの「ありがとう」という気持ちが強まったのでしょう。
「いろいろな情報や価値観を耳や目にすると、ときどき『好き』という思いに自信が持てなくなることがあって。でも、対談させていただいたことで、自分の中から湧き出る『好き』があれば十分なんだ、と思えました。他人の基準じゃなく、自分がずっと一緒にいたいと思えるくらいの『好き』なら、たとえはみ出ていてもそれでいい。愛し方を改めて教えていただいたと思っています」
着るだけで気持ちを奮い立たせられること。影響を受けてきたカルチャーと結びついていること。身につけずとも目にするだけで幸せになれること。そんなゲストの思いを菊池さんがしっかり受け止め、共感したり感心したりしながらていねいに広げていく話は、読み応えたっぷりです。おしゃれの話だけれど、それだけじゃない。そこには「ありが10」というキーワードに導かれた物語が広がっています。
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