【50代のこよみ養生 Vol.21】この春は“体質改善インテリア”に模様替え!
体力がある「Aタイプ」の“体質改善インテリア”とは?
ここでは、最初のチェックでAを選んだ人のより詳細な体質診断をしていきます。次の①~③のうち、どれが最も多く当てはまるかチェックしてください。
①
□イライラしやすい、怒りっぽい
□肩こりや首こりがつらい
□顔色が暗い
②
□むくみやすい
□体が重たい
□雨の日は調子が悪い
③
□暑がりで汗っかき
□顔色が赤らんでいる
□口臭や体臭が気になる
★①が最も多かった人は窓辺のインテリアをひと工夫
①が最も多かった人は、気(き=エネルギー)のめぐりが悪い「気滞(きたい)」、もしくは血(けつ≒血液)のめぐりが悪い「血瘀(けつお)」と呼ばれる体質の可能性が高いです。このふたつの体質は連鎖的に併発することが多いため、あわせてご説明します。
気滞や血瘀の“体質改善インテリア”は、風通しをよくすることがポイント。風通しの悪い空間にいると体内の気のめぐりが悪くなり、その影響で血のめぐりも悪くなってしまいます。風通しをよくするにはこまめに窓を開けて換気をすることが欠かせないので、窓辺のインテリアにひと工夫を。例えばモビール(風などでゆれる吊るし型のオブジェ)などを窓辺に飾ると、風の流れを目で楽しむこともでき、換気が楽しみになるはずです。窓辺につる性の観葉植物を吊るして、緑のカーテンのようにコーディネートするのもいいですね。
また、気や血のめぐりをよくするためには、香りを活用することも大切。部屋に香りのいい花を飾ったり、おしゃれなルームフレグランスを置いたりすることも体質改善につながります。
★②が最も多かった人は寝室や寝具の湿気対策を
②が最も多かった人は、体内に余分な水分がたまりやすい「痰湿(たんしつ)」の傾向があります。痰湿タイプの人は、湿気が多い空間にいると頭痛、めまい、だるさなどの不調が起こりやすい体質。そのためインテリアにおいては湿気対策が最重要課題となりますが、特に寝室や寝具の湿気対策が大切です。掛け布団、毛布、ケット類、シーツ、敷きパッドなどを吸湿性や吸水性の高いものにする、湿気がたまらないようにベッドと壁の間を10cmほど離すなど、ベッド周りのインテリアを見直すといいでしょう。マットレスを除湿するためのふとん乾燥機や、換気の効率を高めるサーキュレーターなどをとり入れるのも効果的。ベッドの下は湿気がたまりやすいので、脚が高いベッドやすのこベッドなど、通気性のいいベッドを新調するのも一案です。
★③が最も多かった人はボタニカルインテリアをとり入れて
③が最も多かった人は、体内に余分な熱がたまりやすい「陽盛(ようせい)」の可能性が高いです。食欲旺盛で食べすぎ、飲みすぎになりがちではありませんか? 社交的で人付き合いがよく、外食も多いかもしれませんね。アクティブなのはいいことですが、自宅でくつろいで心身の興奮を落ち着かせることも必要。そこでおすすめなのは、心身の興奮を静めるインテリアです。例えば、植物を多くあしらったボタニカルインテリアなどはいかがでしょうか。観葉植物をたくさん置き、葉の香りに包まれながら植物のお手入れを楽しむインドアの時間が、心身の興奮をやわらげてくれます。植物にあわせてファブリック類をナチュラルカラーにしたり、木製やラタン製の家具や小物をとり入れたりするのも素敵ですね。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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