【砂糖不使用】体をいたわるアジアのおやつ
砂糖をやめたら、驚くほど体が軽いという薬膳・発酵料理家の山田奈美さん。
冬から春に変わる時季、体の変わり目でもある大人世代に、体調をいたわりながら楽しめる、甘くておいしいアジアのおやつを教えていただきました。
教えてくれたのは・・・
薬膳・発酵料理家
山田奈美さん
雑誌やテレビなどで発酵食や薬膳レシピを提案。自宅での料理教室は人気で予約待ち必至。著書に『かんたんでおいしい砂糖なしおやつ』(小学館)ほか多数。
自然の甘味を使うことで
体を冷やさず、不調知らずの軽やかな体に
ここ十数年、料理に砂糖を使わなくなったという山田奈美さん。
きっかけは妊娠だったそう。
「結婚前から少しずつ食生活の見直しをしていましたが、甘いものだけがなかなかやめられなくて。でも冷えや胃もたれなど不調の原因は砂糖なのではという思いはありました。私の食生活は子どもにも影響するので、妊娠を機に砂糖をやめてみたんです」
はじめの頃は精製された砂糖の代わりに甜菜糖を使用。
しかし体調の変化をさほど感じられなかったため、市販のおやつを買うのをやめ、手作りするように。
その際に砂糖の代わりに違う甘味を使うようになりました。
「中医学では砂糖は体を冷やすと言われています。また糖反射といって一時的に胃腸の働きを止めてしまうため、消化がうまくいかないことが胃もたれの原因に。砂糖を完全に断って2週間程度で胃もたれ、だるさが改善されて体が軽くなって。ただ甘いものは大好き。おやつも砂糖を使わずに作って楽しんでいます」
春にかけてデトックスに向かう時季
気血水の巡りを良くしよう
冬から春に向かうこの時季、体調にどんな変化があるのでしょう。
「中医学では体内の気血水がバランスよく循環していることが健康な状態で、冬は気や血が滞り、気分が沈んだり、冷えを感じやすい季節。また体内が乾燥して熱が生まれ、のぼせやほてりなどの症状を感じる人も」
その後、春になると、体内の不要なものを排出しようとする時季に。
気や血が体の上のほうに上るため、イライラ、目の充血、赤ら顔、目の下のくまなど上半身の症状となって現れます。また、大人世代は更年期の影響で、1年じゅう、冷えやインナードライによる乾燥、便秘などに悩まされる傾向も。
「この時季のおやつ作りには、気巡りをよくし、デトックスを後押しする柑橘系のもの、また血を補って巡りを良くする黒ごまやなつめ、レーズンなど色の濃いもの、体を潤すさつまいもやココナッツミルクがおすすめです」
甘味に使うのはこの4 種
はちみつ
奈美さんはクセが少ないアカシアのはちみつを使用。
個性があまりないからこそ万能でどんなおやつにも合うそう。また、切ったり煮詰めたりする必要がないので、手軽に使えます。
みりん
材料の色がつくので、チョコレートやココアを使ったおやつを作るときに。みりん独特のコクが出るのも特徴で、プリンにかけるカラメルや和菓子とも相性が良い甘味です。
甘酒
奈美さんは米麹と水だけで手作りしたものを使用。
甘さはかなり控えめなので、ケーキなどしっかり甘味がほしいものより、フルーツなどほかの甘味があるものに併せて使うのがおすすめ。
ドライフルーツ
よく使うのはデーツ、干し柿、レーズン。デーツは少量でしっかり甘味が出て、あんこやケーキ作りに最適。
爽やかな甘さの干し柿、酸味があるレーズンは、ほかの甘味とミックスすると味に深みが出ます。
精製された砂糖の代わりに甘味として使うのは、はちみつ、みりん、甘酒、ドライフルーツの4種類。
これらを使う理由はふたつ。
ひとつは血糖値の上昇が緩やかなGI 値が低いこと。血糖値は急激に上がると、血管への負担が大きくなり病気になるリスクが高まります。反対に急激に下がれば、エネルギー不足の状態になり、さらに甘いものが食べたくなるなど、体への負担が大きくなります。
もうひとつはショ糖の含有量が少ないこと。
ショ糖は腸内や口内の悪玉菌のエサとなり増殖させてしまうため、腸内環境の乱れや虫歯の原因にもなります。
牛乳やバターなども、奈美さん流にアレンジ
おやつ作りに欠かせないのが牛乳やバターなどの乳製品、卵、小麦粉などの粉物。
乳製品は体を冷やす特性があるので、できるだけ使わず、牛乳は豆乳に、バターの代わりに米油を使用。米油は揚げ物に使うとドーナツのような甘味が出るそう。
卵はできるだけストレスなく育った平飼いのものを。
小麦粉はケーキなどふわっとした高さを出したいときに、米粉はもっちりした食感に仕上げたいときにと使い分けています。
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