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大人のおしゃれ手帖 5月号

大人のおしゃれ手帖

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大人のおしゃれ手帖
2025年5月号

2025年4月7日(月)発売
特別価格:1480円(税込) 
表紙の人:吉瀬美智子さん

2025年5月号

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奈良らしい可愛さに思わず“うふふ♡”な文房具「ならうふふ文具」はチェック必須!「関西 コレ、ええやん♡ vol.3」

ふなつあさこ

一度奈良を離れて気づいた「奈良ええやん」

奈良町家が立ち並ぶ中、格子戸の奥という隠れ家のようなスペースにcoto monoさんがお店をオープンしたのは2016年のこと。当初は仕入れ商品のみを取り扱っていたそう。

  • coto monoさん
    「学生時代は情報工学を勉強していて就職もしたんですが、好きな仕事でないと長続きってやっぱりしづらくて。絵を描くのが好きだったので、人生好きなことを頑張った方がいいと思って学び直しました。その後、大阪市内の文房具メーカーで企画や制作、デザインなどをしていました。住まいも大阪へ移したものの、奈良と違って夜遅くまで明るいし、人が歩くペースも早くて。夜ちゃんと暗いのって大事だと思うんです」

私は東京育ちなので、奈良の大学に入って奈良で暮らし始めたときには、19時ぐらいにはだいたいのお店が閉まり、街からひと気がなくなることに驚きましたが、今では東京出張からシーンと暗い奈良へ戻ると「ふ〜、帰ってきた」と落ち着くようになったので、ちょっとわかる気がします。

  • coto monoさん
    「好きなことを仕事にできたので楽しかったです。たくさん絵を描けましたし、主に子ども向けの商品を手がけていたので、小さい子たちがお小遣いを握りしめて買ってくれるのもとっても嬉しかった! でも、どんなに好きな仕事でも暮らす環境も大事だと思うようになり、次第に“奈良で自分のお店したいなぁ”という気持ちが膨らんでいきました。それにはまず貯金だ! と仕事に励み、目標額に達したので退職しました」

ところが、その時点では店舗の物件も取り扱う商品も何も決まっていなかったそう! なかなかにワイルドでかっこいいです。

  • coto monoさん
    「最初はなんとなく雑貨屋をやりたいと思っていたのですが、色々なお店を回っていて、吉祥寺あたりの文房具屋さんが好みだったんです。ワクワクできて。それで文房具、とくにレターセットが好きなので文房具をメインにしようと思って展示会などを回って仕入れからスタートしました。売れるものを探すのではなく、自分が欲しいもの・買いたいものを仕入れる、というのが今も変わらないスタンスです」

小学校から高校まで吉祥寺乗り換えで通学していた私にとって、そのワクワク感は馴染み深いもの。今は増えてきましたが、coto monoさんがお店を始めた当時の奈良には、似た雰囲気のお店はあまり見かけなかった気がします。

  • coto monoさん
    「本当は最初から自分自身で作った商品を自分の店で売るつもりでいたんですが、うっかりお店をオープンするのが先になりました。それでも偶然テレビや雑誌で取り上げていただいて。ラッキーだったと思います。2017年にはオリジナル商品を作り始めました。“奈良にあるお店だから、奈良っぽいもの作ろう”と、ビニール鹿のマスキングテープや鹿vs鹿せんべい売りのおばちゃんのポストカードなどを発売しました」

「ならうふふ文具」のデザインは、テイストは違えど全てcoto monoさんによるものというのは、文房具メーカーでデザインを手がけていた経験があってこそ。

  • coto monoさん
    「ひとりで作ってるって思われなかったらいいな、とどこかで思いながら作っています。だいたいデザインとアイテムは同時に思い描いて作っていますが、“黒板拭きキーホルダー”のように時々アイテムありきで絵を考えたりもします。商品企画も店の運営もひとりでやっているので、どんなアイテムをどんなデザインでいくつ作り、価格をどうするかなど全部自分でジャッジしなくてはならないので大変さもありますが、その分手にとっていただけたときの喜びも大きいので、文具を作り続けたいです」

そんなcoto monoさんに今後について聞いてみると……「“ならうふふ文具”とはまた違った、絵のテイストを絞った別ラインをやってみたいな、と考えています。まだ具体的には何も動いてないですけど」。

お話を伺った限り“思い立ったら吉日”タイプなcoto monoさん。きっとある日突然、新たな何かをバーンとスタートさせている気がします。私もその日を楽しみにしています!

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この記事を書いた人

編集者 ふなつあさこ

編集者ふなつあさこ

生まれも育ちも東京ながら、幼少の頃より関西(とくに奈良)に憧れ、奈良女子大学に進学。卒業後、宝島社にて編集職に就き『LOVE! 京都』はじめ関西ブランドのムックなどを手がける。2022年、結婚を機に奈良へ“Nターン”。現在はフリーランスの編集者として奈良と東京を行き来しながら働きつつ、ほんのり梵妻業もこなす日々。

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Instagram:@asa_ship

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