疲れが出やすい時期に、元気をチャージしてくれる映画3選

中山恵子

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ダメダメ言うのも親心。でも、たまにはダメから解放されよう！
『YESデー〜ダメって言っちゃダメな日〜』

Netflix映画『YESデー〜ダメって言っちゃダメな日〜』

　先に紹介した『イエスマン “ＹＥＳ”は人生のパスワード』と同じく、こちらも「イエス」の効果を描いた映画で、2009年に発行された児童書『Yes Day』を原作とするファミリー・コメディです。

『YESデー〜ダメって言っちゃダメな日〜』Netflixで独占配信中

　3人の子どもを持つ母親のアリソン（ジェニファー・ガーナー）は、夫のカルロス（エドガー・ラミレス）と協力しながら育児に奮闘中。子どもたち相手に、「それはダメ！」「これもダメ！」と何十回と叫ぶのは日常茶飯事。

　ある日、アリソンは学校の先生から、長女と長男が宿題のなかで母親のことを独裁者呼ばわりしていると聞かされます。ショックを受けているアリソンに、ある教員が「うちでは24時間ノーと言ってはいけない日、つまり“YESデー”を設けている」と話します。さっそくYESデーを試してみたアリソンですが、一家の弾けっぷりは凄まじく、とんでもない事態に!?

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　子どもを事故や事件から守りたいがためにダメダメ言ってしまうアリソンに共感する大人は多いはず。でも、子どもの側からすると、口うるさい母親は「楽しいことを潰す独裁者」なのです。

　そんな子どもたちの気持ちを知ったアリソンは、自分はもともと“楽しい人”だったことを思い出します。デートして、結婚して、さまざまなことにチャレンジして、そんな楽しい人だったのに、いつの間にかそうではなくなっていた、と。そこに気付いたとき、アリソンと思春期の娘との関係にも変化が見られます。

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　ハイテンションで空回りすることもあるけれど子どもたちを精一杯愛しているアリソンを観ていると、元気をもらえます。我が子に対してだけでなく、自分自身に対しても「あれもこれもダメ」と無意識に制限してしまう人は少なくないと思いますが、たまにはYESデーを設けて自分の好きなように過ごしてみるのもよさそうです。