【50代のリノベーション】マンション住み替え体験記
~キッチン、水まわりの設備と見積もり~vol.5
無垢っぽい肌触りで温かい「挽板フローリング」
続いて、床材です。フローリングのメーカーは、リノベーション会社おすすめのメーカー「and wood(アンドウッド)」のカタログから選びました。
以前住んでいたマンションの床は、シートフローリング&ウレタン塗装(ベースの上に木目のシートを貼ったもので、分譲でも賃貸でもよく使われている。少しつやっとした見た目のもの)。これはメンテナンス性がいいといわれていますが、傷がつくと黒く目立ちやすいです(子育てしているとかなりの傷が……)。真冬に裸足でおりると「ヒャッ!」と言いたくなる冷たさで、冬場はリビングの床暖房はつけっぱなしでした。
リノベーションするならやはり天然木の感触!ということで選んだのが、挽板(ひきいた)フローリング。「厚さ2~4mmの単板をフローリングの表層に用いたフローリング」(and woodHPより)とのことで、見た目や肌触りは無垢のフローリングと同じ。無垢板と比べて伸び縮みがないので、扱いやすいのが特徴だそうです。幅はやや太めの120㎜、自然な見た目のオイル塗装にしました。
オーク プライウッド オイル塗装という製品。その中でも節や色むらの多いグレードですが、木っぽくて好き。
素材はオーク。価格が抑えられるのと、引っ越し先に持っていくテーブルサイドボードが、ナラ材(オークに近い木種)だったからです。節がけっこう目立ちますが、ナチュラルな雰囲気で汚れが目立たないので気に入っています。
クッションフロアより丈夫な、長尺シート
本来ならば、水回り以外はすべてフローリングにしたいところですが、我が家はリビングの大部分(キッチン周りはフロアタイル)と廊下のみにしました。フローリングは材料費以外にも、施工代がかかるからです……。
寝室と洗面トイレは「クッションフロア(賃貸物件のトイレなどに多いビニールシート)でいいのでは?」と思っていました。しかし、クッションフロアは重いものを置くとへこんでしまうため、ベッドを置く寝室には不向きだそう。ご提案いただいたのが、長尺シートというもの。これはビルや商業施設にも使われる土足対応のシートです。耐久性も高いそう。
洗面所の床。写真はグレーっぽいですが、薄いブルー。クッションフロアよりは少し硬めの感触です。
こちら最初は単色のものを提案されたのですが、夫は「病院みたいでいやだ」と言うし、私は「ほこりが目立ちそう」という意見で、淡く模様の入ったものを選びました(単色のシートはかっこいいインテリアになると思います)
田中絵真
フリーライター田中絵真
暮らしまわり、ヘルスケアの記事を多く執筆。
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