【50代のリノベーション】マンション住み替え体験記
~キッチン、水まわりの設備と見積もり~vol.5
壁はハウススタジオのように「塗装壁」に!
残りは壁です。壁は塗装にしたいというのは当初からの希望。おしゃれな壁紙もあるのになぜ塗装?と思われるかもしれませんが、これは私の仕事が少し関係しています。
雑誌の撮影は、ハウススタジオ(自然光が入る、住宅の内装に似せたスタジオ)で行われることが多いです。ハウススタジオのインテリアはいろいろですが、壁はほぼ100%白い塗装です。壁紙が使われないのは、おそらく継ぎ目が撮影の邪魔になったり、汚れたときの張り替えが大変だからでしょう(塗装は一部塗り直しやすい)。
ただ、リノベーションで塗装するとなると、下地を調整したり専門の業者が入ったりと、壁紙より手間もコストもかかる(らしい)。リノベーション会社によっては、あまり積極的に勧めないようで、不動産会社の見積もりでは「いくらかかるかわからない」と渋い反応でした。
仕事でハウススタジオに行くたびに、こういう家に住みたい!と思ったのがモチベーションのひとつになっていたので、塗装壁は譲れない条件でした。珪藻土や漆喰でなくてもOK、水性塗料でいいので塗装にしたかったのです。
幸い、リノベーション会社の担当は塗装も慣れている方で、問題なし。結局、コストを抑えるために塗装はリビングのみで、廊下や寝室はおすすめされた「塗装っぽい風合いの壁紙」を採用することで落ち着きました(いずれ張り替えるタイミングが着たら、塗装したいですが……)
これが塗装の壁。自然光が当たると陰影がキレイだなと感じます。
こちらは壁紙。廊下はあまり光も入らないし、違いは気になりません。
田中絵真
フリーライター田中絵真
暮らしまわり、ヘルスケアの記事を多く執筆。