【50代のこよみ養生 Vol.26】GWは「緑の力」で、新年度の疲れ&ストレスを解消!
【緑の力③しょうぶ】端午の節句のしょうぶ湯には魔除けの力がある!?
5月5日は「端午(たんご)の節句」です。
5月5日が「こどもの日」として国民の休日に制定されたのは1948年(昭和23年)からのことで、それ以前は5月5日といえば端午の節句でした。5月5日がこどもの日になったのは、端午の節句に男子の成長を祝う習慣があったためですが、この習慣も江戸時代からはじまったもの。もともと端午の節句は、魔除けの行事として中国から伝わってきたものです。
端午の節句にしょうぶ湯に入る習慣がありますが、これはもともと、香りの強いしょうぶやよもぎの葉を家の軒先に飾って魔除けを行っていたことに由来するのだそう。
しょうぶの葉の香りには薬効があり、疲労回復や血行促進の作用があるといわれています。そこでゴールデンウィークのバスタイムは、しょうぶ湯で疲れとストレスを癒やしませんか?
東洋医学では、いい香りには気をめぐらせる力があると考えます。しょうぶの香りも、ストレスによる気の滞りをやわらげてくれるはず。古代の人々が信じてきた魔除けの力にもあやかって、心も体もすっきりさせましょう。しょうぶの葉は花屋やスーパーなどで購入でき、葉を束ねてそのまま浴槽に入れるだけ。追いだきをすると、より香りが立ちます。
ゴールデンウィークは新緑の季節ならではの「緑の力」による養生で、心身をさわやかにリフレッシュしてください。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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