【50代のこよみ養生 Vol.27】暑さに弱いのは「心」のせい?心の力を強化して夏バテを予防
心の力を補う養生で、夏バテや夏の不調を予防しよう
心の力を強化するには、「心気(しんき)」と「心血(しんけつ)」を補うことが基本となります。
心気とは心の気(き=エネルギー)、すなわち心のエネルギー源。そして心血とは心の血、すなわち心臓と血管をめぐる血のこと。
ちなみに、血には心血以外にも肝臓に蓄えられている血があり、こちらは「肝血(かんけつ)」と呼ばれます。
この心気と心血を補う次の食材を積極的にとると、心の力を強化するサポートになります。
・心気を補う食材
小麦、やまいも、うずらのたまご、なつめ
・心血を補う食材
にんじん、れんこん、たまご、牛乳、桑の実(マルベリー)、なつめ
また、1日のうちで心の働きが最もさかんになるのは11~13時なので、この時間帯に心に負担をかけないことも大切。昼食後に軽く昼寝をしたり、数分間目をつぶったりして心を休ませましょう。
そして、喜怒哀楽の波が激しいことも心の負担となるため、感情をおだやかに保ち、ゆったり楽しく過ごしてください。
“体の中の太陽”である心の力が強くなれば、もっと夏が好きになれるはず。心気と心血を補って、夏の太陽と仲良くなってください。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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