【50代の美活! 趣味活!】着物を着ることを勇気づけてくれた言葉ベスト3
月刊誌『大人のおしゃれ手帖』の読者組織「ミモザ会」の公式ブロガーによる『ミモザ会ブログ』。イラストレーターとパート事務のWワーカーをしているイシイさんが、ウィッグヘアと着物の楽しみ方を綴っています。
50代になってから、少しずつ着物を着るようになった私。着物に憧れてはいたけれど、今更挑戦するのはどうなんだろう、と正直迷う気持ちもありました。それでもチャレンジする勇気を持てたのは、着物を着る先輩たちから素敵な言葉をもらえたから。
今回は、私の背中を押してくれた言葉をご紹介します。
それでいいんだ!
「ダメだと思ったら脱いじゃえばいい」
まだ着物に挑戦する前のことです。1人で着物は着られないけれど興味はあるので、デパートの中の呉服屋さんの前でウロウロ。「いいなぁ」と着物や帯を眺めていると、20代くらいの若い女性の店員さんが出てきました。見ればタートルネックの上から小紋を重ね、足元もスニーカーというカジュアルなスタイル。思わず、
「素敵ですね、そして動きやすそう!」
と声をかけ、少しお話しさせていただきました。店員さんなのに、タートルネックと着物を合わせて着ているのは意外だなと思い、それをそのまま伝えたところ、どの世代のお客さまにも興味を持っていただけるよう、スタッフの着物の着方は基本に則ったスタイルはもちろん、カジュアルなスタイルでもOKとのことでした。
なるほど! ならば私も着てみたい!
でも、初心者の私には難しそう、と思っていると
「大丈夫です! まず着てみてください。苦しくなったり、着崩れたりしてダメだと思ったら脱いじゃえばいいんですよ!」
と言ったんです。
「大丈夫、まずは着てみて」までは接客の王道のフレーズですが、そのあとの「ダメだと思ったら脱いじゃえばいい!」は衝撃的でした。彼女はプライベートでも、カットソーにパンツ、上からデニム着物を重ねて出かけるそう。
「暑くなったら脱いじゃうんです、まあ荷物にはなりますけどね」
と笑って話してくれました。私は勝手に「着物は一度着たら着崩れないように、細心の注意を払いながら長時間身につけなくてはいけないもの」と思い込んでいたようです。着物も洋服と同じ、気温やシーンや体調に合わせどんどん替えていいのだ! 私の中で着物へのハードルがグッと下がった瞬間でした。
この記事を書いた人
イラストレーターイシイ
在宅ワーク(イラスト・デザインなど)と事務パートをしている55歳のWワーカー女子。
体の悩みが尽きないお年頃ですが、髪はグレイヘア期間を経て、「赤い髪&必要に応じてウィッグ」というスタイルに落ち着いた今日このごろ。2023年から、憧れていたカジュアル着物を取り入れて出かける生活にも挑戦中。
現在、ブログ「赤髪とウィッグとetc.アラカンイラスト日記」を発信中。
Website:https://ameblo.jp/141-ishii/
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