【50代のこよみ養生 Vol.30】精神的な疲れ、情緒不安定……初夏のメンタルをケアする薬膳・ツボ
「心とつながるツボ」で精神を安定させよう
心の“こころの働き”は、ツボ押しでもケアすることができます。精神的な疲れや緊張、不安定を感じたときにおすすめの「心とつながるツボ」をご紹介します。
◉神門(しんもん)
東洋医学では「神(しん)」とは精神のことをさす場合が多く、神門はその名の通り心への入口とされるツボ。精神を安定させる効果があります。
指で手首のしわを小指側へとなぞるとぶつかる、一番小指側にある骨の手前のくぼみが神門で、心気を補い、不眠や不安感、緊張感、もの忘れなどをやわらげます。動悸が気になるときにもおすすめ。左右それぞれ数回ずつ押しましょう。
◉心兪(しんゆ)
肩甲骨の下から3分の1の高さで、背骨と左右の肩甲骨の中間点にあるツボ。心臓の近くにあり、血液循環を整えて心血を補い、不眠、情緒不安定、怒りっぽいなどの精神状態をやわらげます。記憶力や集中力の低下が気になるときにもいいでしょう。自分の手で直接押すのは難しいので、背中用のツボ押し棒でさするように押すか、うつ伏せになってホットタオルを乗せてツボ周辺をほぐすといいでしょう。
梅雨入りが近くなり、天気がぐずついて気分が沈みやすい時期でもあります。心をサポートする薬膳やツボなどで、明るく元気なメンタルへと整えていきましょう。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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