50代の趣味は「ものづくり」から!
金継ぎに夢中!
「ヨーガンレール」プレス
武 安輝子さん
パリで美術史を学び、画廊で研修生として働く。帰国後はヨーガンレール社に入社し、以来、20年以上にわたりプレスを務める。
心頭を滅却し、自分と向き合う成熟した時間
仕事柄、素敵な器に囲まれて暮らす武さん。以前は、大事な器を割った際には接着剤で修理しており、あまりの味気なさにへこんでいた、といいます。
「40代で金継ぎを習い始め、世界が広がりました。心を沈ませて集中しないと上手くできないので、私のようにせっかちな人間にとって、修行のような時間。”金継ぎ道”で自分や器への向き合い方が変わりましたね」
武さんにとって金継ぎは”自分を整える時間”。大事な器も躊躇なく普段使いができ、暮らしが豊かになったとか。
「欠いてもがっかりせず、金継ぎした後の絵を想像して笑みがこぼれます。そして、金継ぎした器にはより愛着がわき、注ぐ愛情がより増していきますね」
“金継ぎ待ち”の器はバスケットにまとめて。
ココナッツの実を象った手馴染みのいい銀彩の器。釉薬に合わせて銀継ぎ。
欠いたり、割ってしまった大事な器も金継ぎによってよみがえり、違う景色が楽しめる。
金継ぎによって愛着が増す!
漆作家で金継ぎの先生、宮下智吉さんオリジナルのお道具セット。
漆の水分を飛ばして塗りやすくする「黒める」という作業中。
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