【50代のこよみ養生 Vol.31】梅雨の不調を防ぐために見直すべき8つの生活習慣
水分代謝を高めるツボ押し・お灸を新しい習慣に
脾の働きを高める習慣として、ツボ押しやお灸をとり入れてみませんか?
次に紹介するのは、どちらも余分な水分の排出を助けるツボなので、雨の日に体調が悪くなりやすい人はこれらのツボを押したりお灸をしたりするといいでしょう。入浴前後、食事直後、飲酒後以外ならいつ行ってもOK。毎日行えるとより理想的です。
◉中脘(ちゅうかん)
みぞおちとへその中間点にあるツボで、脾の消化機能を高めて水分の滞りを解消するサポートとなります。指先でやさしく数回押しましょう。脾の働きの低下による食欲不振、消化不良、吐き気、むくみ、頭痛などの緩和を助けます。
◉足三里(あしさんり)
ひざの皿の外側の下にあるくぼみから指4本分下にあるツボで、脾と胃の働きを整えて、脾の水分代謝機能を高めます。消化不良、腹痛、下痢、むくみ、疲労回復などに役立ちます。
ちなみに、春の養生ができていれば梅雨の不調は起こりにくく、梅雨の養生ができていれば夏の不調は起こりにくくなるもの。季節の養生はリレーのようにつながって、養生リレーがうまく循環すれば1年中健康な体を維持しやすくなるのです。健康の好循環の軌道に乗るためにも、生活習慣を見直しておきたいですね。
画像素材/PIXTA
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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