“英国ロイヤル”映画3選! エリザベス女王やダイアナ元妃の物語に触れる
王妃になるよりも……。ダイアナの心の叫びと運命の3日間に迫る
『スペンサー ダイアナの決意』
『スペンサー ダイアナの決意』©Pablo Larrain
イギリスの名門貴族スペンサー家に生まれ、19歳のときにチャールズ皇太子(当時)と婚約、20歳で豪華絢爛な結婚式を挙げたダイアナ妃。その美貌だけでなく、慈善活動などを通じて世界中から愛されたダイアナ妃は、1997年に36歳という若さでこの世を去ってしまいます。そんな悲劇のプリンセスを題材にした作品は数多くつくられていて、『スペンサー ダイアナの決意』もそのひとつです。
『スペンサー ダイアナの決意』©Frederic Batier
1991年のクリスマス。エリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスにロイヤルファミリーの人々が集いましたが、いつもとは違う空気が流れていました。チャールズ皇太子とダイアナ妃の仲は冷え切り、不倫や離婚の噂が飛び交っていたのです。世界中がプリンセスの動向に注目するなか、ダイアナは心身のバランスを崩していきます。彼女にとって心休まるのは、愛する二人の息子たちと過ごすひと時だけ。母として、ひとりの人間として、この先どう生きるのか、彼女はある決意を固めます。
主演は、クリステン・スチュワート。ダイアナ妃の特徴的な眼差しを再現するとともに、孤独感に苛まれている彼女の揺れ動く心情を細やかに演じました。また、ファッションアイコンとしても常に注目の的だったダイアナ妃らしい華やかでおしゃれな装いにも注目です。
『スペンサー ダイアナの決意』
2021年製作
Blu-ray ¥5,280/DVD ¥4,620
発売元:TCエンタテインメント
販売元:TCエンタテインメント
その他:STAR CHANNEL MOVIES/東北新社
© 2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
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構成・文
ライター中山恵子
ライター。2000年頃から映画雑誌やウェブサイトを中心にコラムやインタビュー記事を執筆。好きな作品は、ラブコメ、ラブストーリー系が多い。趣味は、お菓子作り、海水浴。