「ブラトップは肩がこるって本当?」専門家に聞くブラトップ使用の際の注意点
下着が合わない? と感じたら……
「ブラトップのデメリットとして胸の形が崩れやすいという項目を挙げましたが、ワイヤー入りのブラを身に着けているからといって、必ずしもそのデメリット解消されるわけではありません」と梅井さん。ワイヤー入りのブラは、サイズやデザイン展開が豊富な分、選び方や着け方を工夫する必要があります。ワイヤーブラ派の人で今身に着けている下着が合わないと感じている方は、下記のチェックポイントを参考にしてみて!
☑胸のサイズに合ったデザインのものを選べているか
「バストのボリュームが控えめな場合は下着がずれやすいので、ワイヤー入りのブラジャーで胸の輪郭をしっかり作ってあげるのが大切。ある程度着圧感のあるものを選ぶ方がストレスなく着用できると思います。胸のシルエットを出すには、高さが出るタイプ(例えば着圧がしっかりしていてズレにくく、胸の高さを出してくれる「元祖脇肉キャッチャー」)を選ぶと◎。
反対にボリュームがある方の場合は、下着のバリエーションが少ないことを理由に本来のバストサイズよりも小さい下着を選びがち。そうすると、胸がおさまりきらずかえって太って見えてしまう可能性が大。カップサイズを下げるのではなく、サイドがすっきり見えるタイプ(例えばフルカップで大きな胸を包み込み、スッキリとしたシルエットに見せてくれる「どんとこいブラ」)を選ぶようにしてみるとよいでしょう」
☑無理に締め付け過ぎていないか
「バストまわりの肉がやわらかくなっている大人世代は、締め付けが強い下着を選ぶとアンダーベルトが肌に食い込むことによって、背中の段差が出やすくなってしまいます。シルエットを美しく見せるには、アンダーベルトが太いものを選ぶのがおすすめです」
☑ストラップが正しく調節できているか
「下着の専門店で自分に合った下着を購入したはずなのに、しばらくすると“合わなくなった”と感じる方も少なくないようです。そんなときは、まずストラップの長さを見直してみてください。ストラップがゆるいとカップが浮いてしまい、きついと過度な締め付けで体にストレスがかかってしまいます。肩ひもと肌の間に指一本を入れたときにスムーズに動かせるくらいのゆとりがベストです」
大人世代のバストは、加齢や出産経験などを理由に、どんどんやわらかくなっていく傾向に。身に着ける下着の種類に限らず、自然と胸が垂れたり形が崩れやすくなるので、自分にマッチした下着を見極めるには最適な時期ともいえます。
「締め付け感が軽減され、洋服に響きにくいブラトップと、ホールド感にすぐれたワイヤー入りのブラ、どちらにも良さがあるため、まずはそれぞれのメリット・デメリットを理解することが大事です。そうすると、自身のライフスタイルや見せたいシルエット、着用感など、そのときどきで自分にしっくりくるものが見極められるようになりますよ」
この記事を書いた人
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この記事の監修者
下着の専門家梅井 佑希子さん
女性の「美しくありたい」という気持ちに寄り添う下着ブランド「HEAVEN Japan」の広報担当。「アゲちゃって委員会」の一員として、下着の知識などを発信。SNSを通して下着選びなどのアドバイスも行う。