【50代のこよみ養生 Vol.35】薬膳で暑気払い!熱中症を予防する食材15
「生津(しょうしん)」と「止渇(しかつ)」の食材で水分不足を防ぐ
熱中症予防のポイントのふたつめは、「体内に水分を生み出すこと」と「渇きを抑えること」。東洋医学では体内に水分を生み出すことを「生津(しょうしん、せいしん)」、渇きを抑えることを「止渇(しかつ)」と呼びます。水分補給をしたうえで、さらに次のような生津や止渇の性質を持つ食材をよくとると、水分保持効果が高まります。
・すいか⋯⋯体内の余分な熱をとって止渇し、熱中症、暑さによるのどの渇きなどをやわらげます。
・オレンジ⋯⋯生津・止渇して、口の渇き、発熱、食欲不振などをやわらげます。
・レモン⋯⋯生津・止渇して、暑さによるのどの渇き、暑さによる熱感などをやわらげます。
・キウイフルーツ⋯⋯体内の余分な熱をとって生津・止渇し、わずらわしい熱感、口の渇きなどをやわらげます。
・マンゴー⋯⋯体内の余分な熱をとって生津・止渇し、わずらわしい熱感、口の渇き、尿の出が悪い状態などをやわらげます。
・梅干し⋯⋯体内の余分な熱をとって生津し、熱中症、のどや口の渇きなどをやわらげます。
果実類は胃腸を冷やしやすいので、食べるときはできるだけ常温に近づけて食べるといいでしょう。
この記事を書いた人
国際中医師・国際薬膳師・東洋医学ライターTSUBO
健康雑誌編集部員をへて独立し、以後、健康や美容に関する雑誌・書籍・WEBの企画・編集・執筆を数多く手掛ける。現在は主に東洋医学による予防医学や、東洋医学から見た自然と人体のつながりについて執筆活動中。
Twitter:@MomoOtsubo
Website:https://toyoigaku-shizen.com/
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