サッカーの街として有名な「ニューカッスル」の知られざる歴史&文化を紐解く【たかまるゆうかの英国スケッチ ー海外生活で気づいたことー】
今月のひとことメモ
と、ここまで、さも街の有識人かのように書き綴ってまいりましたが、移住して1か月未満の完全なる新参者です(笑)。ただ、せっかくの長期滞在なので、この期間にニューカッスルやイギリスについてとことん吸収していこうと考えている次第です。今後も、文化や食生活、トレンド情報などイギリスでの生活をさまざまな観点からお届けしてまいります。ぜひお付き合いくださいませ!
連載第1回目は、街歩きをしながら気になった「あるもの」を紹介して締めくくりたいと思います。
北海にほど近いニューカッスル。橋のたもとから街を見渡すと、多くのカモメが飛び交っているではありませんか!
私は学生時代からイギリスに何度か滞在経験があり、そのほとんどを海沿いの地域で過ごしました。そのため、カモメは何度も見ており、滞在時は鳩より身近に感じていたほど。にもかかわらず、なぜかカモメが気になるのです。それに、鳩もどことなく違和感が……。
何度か街に出てようやく気づいた違和感の正体は、そのサイズ感。よくよく見たら鳩も大きい⁉ 今まで見てきた鳥たちとは違うように感じます。
そんなとき、ふと思い出したのが「ベルクマンの法則」。寒冷な地域の動物が気候に適応するために体が大きくなるというものです。気になって調べてみると、やはり南部にいるものとは違う種類のようで、カモメは「オオカモメ」、鳩は「モリバト」という種類でした。今回のカモメや鳩が法則に完全に当てはまるのかは分からないですが、自然の神秘を感じました。
それでは、また次回の英国スケッチで!
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