カテゴリー

人気タグ

大人のおしゃれ手帖 8月号

大人のおしゃれ手帖

最新号&付録

大人のおしゃれ手帖
2025年8月号

2025年7月7日(月)発売
特別価格:1590円(税込)
表紙の人:原田知世

2025年8月号

閉じる

記事公開日

この記事の
関連キーワード

大人のおしゃれ手帖
の記事をシェア!

【50代のカメラ旅 in函館】国華山高龍寺で写真展が開催? 心落ち着く空間で猫を見つめる

野中典子

函館の古刹で開催された「ねことひとと・ときどき・ほとけ。」

梅雨の合間の猛暑で熱中症への警戒が盛んに叫ばれていた6月中旬。
いいタイミングで函館に到着! 何といっても涼しい〜、快適!! 期待に胸が膨らみます。
とはいえ、気ままなひとり旅なので、気の向くまま、その日の気分で動くのが、マイルール。一日ひとつ、「ここだけは行く」を決めたら、他はノープラン。猫のように気ままにゆるりと猫旅のスタートです。

50代のカメラ旅 in函館初日に向かったのは1番の目的地である「曹洞宗 国華山高龍寺」。函館山の麓に佇み、山門からは海が望める素晴らしいロケーション。豪華な彫刻が施された山門に圧倒されながら境内に入ると本堂や開山堂などの威厳ある建物が並んでいます。
国の登録有形文化財に登録された、歴史的に価値のある伝統的な木造建築を一つひとつ見学するだけでも十分に来た甲斐があったと感じたのですが、さらに猫好きの心をくすぐるのが、なんとここは猫好きなら誰でも知っているNHKの「岩合光昭の世界ネコ歩き」に登場した場所なのです!
こんな伝統的な古刹に猫、岩合さんも来たなんて……最高すぎませんか?(笑)

50代のカメラ旅 in函館「ここで猫写真を撮りたい!!」とはやる心を抑えつつ、まずは写真展の会場へ。
赤い絨毯の敷かれたエントランス、昔ながらのガラスや建造物に心を奪われながらも2階へ進むと……そこに広がっていたのは畳敷の大空間に展示された78点の猫写真。スタイルも背景もバラバラな9人が、それぞれのまなざしで切り取った「猫のいる風景」が並んでいました。
畳の香りと障子を通して入ってくる柔らかな光、不思議と心が落ち着く空間で、畳に座ってじっくりと作品を鑑賞しました。

50代のカメラ旅 in函館主催の守永さんも「単に“かわいい猫”を集めた展示ではありません。猫を通して、見えてくるものがある」とおっしゃるように、展示を見た人が猫を通して自分自身と見つめ合ったり、思いを巡らせたりできる素敵な空間でした。
さらに守永さんに高龍寺の歴史や建物などの話を伺いながら境内をじっくり散策したり、写真を撮ったりしていると、あっという間に数時間が経っていました。

50代のカメラ旅 in函館日も傾いてきたので、そろそろ猫たちも動き始める時間です!
高龍寺周辺には外国人墓地、漁港、夕日が見える絶景カフェ(定休日で入れませんでした)などが点在し、例え猫に会えなくてもカメラを持って散策するだけでも楽しい地域。でもやっぱり猫に会いたい!!そんな願いが通じたのか、たくさんの猫に会うことができました。函館は地域猫活動が盛んと聞いていたのですが、会った猫はほとんどがさくら猫(避妊去勢済みの印である耳カットされた猫)で、みんなふっくらしていて、しっかりお世話されていることが伝わってくる猫ばかりでした。
みんな人懐こくて可愛くて大満足!(撮影場所はあえて明かさないので、ぜひ散策しながら猫との出会いを楽しんでくださいね!)

夜はお寿司屋さんで函館の海の幸に舌鼓を打ち、バーで地元の方と語らい、「函館大好きー!!」を連発していた私(笑)。大満足の1日目が終了しました。
次回は、ひたすら歩き回った街の散策、グルメ、猫との出会い、観光情報などをお伝えします!
引き続きお付き合いくださいませ。

この記事のキーワード

この記事を書いた人

フォトグラファー 野中典子

フォトグラファー野中典子

猫と暮らし始めたことをきっかけに「成長の記録を綺麗に残したい」との思いで一眼レフを購入。写真にこだわったブログを始めたところ評判になり、少しずつライター、フォトグラファーとして仕事の依頼が来るようになりました。現在は猫の魅力をより多くの人に伝えたいとの思いで、「猫写真家さくらもえぎ」として雑誌、カレンダーへの写真の提供、写真展への参加など猫愛全開で活動中。

執筆記事一覧

Instagram:@sakuramoegi
Website:https://sakuramoegi.com/

記事一覧へ戻る

大人のおしゃれ手帖の記事をシェア!

関連記事